運命の歯車が回り始めた...君たちの選択が、この世界の行く末を決めるのだ。朝の光が深い密林を黄金色に染め上げ、遠くで鳥たちの目覚めの歌が響き渡る。あなたは今、苔と蔦に覆われた古の石の神殿都市、その入口である広場に立っている。足元から立ち上るのは、何世紀もの眠りを経た湿った土と古い苔の複雑な匂いだ。周囲の壁や柱には巨大な石の顔が彫られ、まるで訪れる者の心を見透かすかのように、黙ってあなたを見下ろしている。正面の大扉は先日の地震で崩れた石に完全に塞がれており、かつての威容は沈黙のなかに眠っている。同行してきた老いた水守りが、深く皺の刻まれた温和な顔であなたに向き直り、震える声で語りかけた。「旅人よ、見ておくれ。いつもならここから命の水が溢れているはずなのに、三日前の大地震以来、泉がぴたりと止まってしまったのだ...。このままでは村の者たちが干上がってしまう。どうか、遺跡の奥へ入り、水が止まった原因を突き止めて、私たちの命の水をふたたび村へ戻してくだされ」と。水守りはそう言うと、あなたに薬草の包みをそっと手渡し、古い唄を口ずさみながら静かに頭を下げた。あなたは覚悟を胸に広場を進むが、ふと隅に目を奪われる。そこには新しい焚き火の跡があり、湿った地面には誰かがつけたばかりの片足をひずませた靴跡と、折れた鉄の梃子が残されていた。どうやら、あなた以外の何者かがすでにこの神殿の深部へと足を踏み入れているようだ。

旅人よ、どうか遺跡の奥へ入り、水が止まった原因を突き止めて、私たちの命の水をふたたび村へ戻してくだされ...

ひとまず遺跡の周りを一周して変わったところがないか確認する。
SCENE 01

あなたは遺跡の周囲を取り巻く苔むした石壁に沿って、慎重に歩みを進める。足元では湿った落ち葉がざわざたと音を立て、ひんやりとした空気があなたの肌を撫でる。左手の柱の並びを注意深く観察すると、周囲の顔がすべて正面を向いているなかで、ひときわ不敵に笑う一つの「笑う顔」が目に留まる。その視線の先をたどると、鬱蒼と茂る蔦の陰に、人が通れるほどの隠された脇の通路がぽっかりと口を開けていた。先ほど見つけた新しい足跡も、どうやらその通路の奥へと続いているようだ。

笑う顔の視線の先にある脇の通路に入る
あなたは笑う顔の視線に導かれるまま、蔦をかき分けて隠された脇の通路へと足を踏み入れた。外の明るさが嘘のように消え去り、ひんやりとした湿った空気があなたを包み込む。足元には先ほどの新しい靴跡が続いており、闇の向こうへと誘うように伸びている。壁伝いに進むと、次第に水の気配が消え失せた乾いた石造りの回廊、場面2『涸れた水路の回廊』へとたどり着いた。あなたの知性と洞察が、この古の遺跡の謎を解き明かす鍵となるだろう。先へ進むか、周囲をさらに調べるか、あなたの選択が運命を決めるのだ。

壁の浮き彫りを注意深く観察する
あなたは乾いた石造りの回廊の壁面に刻まれた、精緻ながらもどこか不気味な浮き彫りに歩み寄る。そこには、激しい雨を崖から集めて神殿へ導き、頂の水門から谷へ水路を通して流す人々の姿が克明に描かれていた。そして水門の中心には、ひときわ大きく輝く丸い緑の石が嵌め込まれている。あなたの優れた知性をもってすれば、この古代の図解が何を意味しているのかを完全に読み解くことができるはずだ。果たして、この壁画に隠された真のメッセージを正しく解読できるだろうか、ダイスを振って試してみるのだ。
あなたの鋭い知性が、壁面に刻まれた古の歴史を鮮やかに紐解いていく。浮き彫りに描かれた緑の石は『太陽の瞳』と呼ばれる神殿の心臓であり、それが水門の中心から外されたことこそが、村の泉が止まったすべての原因であると完璧に理解した。この石をふたたび元の台座へと戻さなければ、村に水が戻ることは決してないのだ。回廊の先には三つの異なる顔を持つ分かれ道が待ち受けており、あなたの知る真実は、この先の険しい道を進む確かな道標となるだろう。

笑う顔の安全な遠回りを行く
あなたは三つの顔が並ぶ分かれ道の前で、笑う顔の通路を選択した。湿った石壁に沿うその道は、険しい近道とは違い、緩やかに蛇行しながら奥へと続いている。乾いた水路の静寂のなか、あなたの足音だけが規則正しく反響する。危険な罠を巧みに避けながら進むあなたの知恵は、迷宮の奥へと着実に歩みを進めている。やがて前方から、微かに人の気配と崩れた石の砕ける音が聞こえてきた。

足元の小石を拾いいつでも投げられるよう投石紐にセットすると、入口の陰から中を確認した。
運命の歯車が回り始めた...君たちの選択が、この世界の行く末を決めるのだ。あなたは足元から手頃な小石を拾い上げ、手際よく投石紐にセットすると、息を潜めて崩れた大広間の入口の陰へと身を寄せた。差し込む光の柱のなかで、埃が白く舞い踊り、痛んだ足をかばいながら荒い息をつく男の姿が目に入る。先ほどから聞こえていた物音の正体は、三日前にこの地へ入り込んだというトレジャーハンターのようだ。彼は背負い袋の口を開け、眩い緑の光を放つ『太陽の瞳』をいらだたしげに見つめている。あなたが息を殺してその様子をうかがうと、男は鋭い気配を察知したのか、こちらをギョッと振り返った。

……誰だそこにいるのは? 隠れてないで姿を見せな! ここは俺が先に見つけたんだぞ!

「麓の村から派遣された者です。あなたが外したその石が、水を止めてしまった!このままでは村は干上がってしまう。」姿を隠したまま説明だけする。
SCENE 02

あなたは物陰に身を隠したまま、毅然とした声でトレジャーハンターに語りかけた。あなたの言葉が響いた瞬間、男は持っていた緑の石から視線を外し、驚愕と動揺に満ちた表情を浮かべる。「なっ……村の泉が止まっただと? 俺がこの石を外したから……そんなはずは、これはただの高価な換金用の宝石じゃねえのかよ……!」と、男は乾いた笑いの裏で冷や汗を流しながら、信じられないといった様子で呟いている。彼の瞳には困惑の色が浮かび、どうやら悪意があって泉を止めたわけではないことがその様子から痛いほど伝わってくる。彼の警戒を解き、その石を受け取るためには、さらなる言葉の選択が運命を分かつだろう。

俺がこの石を外したから泉が止まっただと……? そんなの知らなかったんだよ……!

「その様子だと悪意はなかったようですね……」男の前に姿を見せる。「薬と包帯を差し上げますから、その石を渡してもらえませんか?」
あなたは物陰からゆっくりと姿を現し、トレジャーハンターの前に歩み出た。警戒を解かない男に対し、あなたはポケットから持参した薬草の包みを取り出し、痛んだ脚をかばう彼の足元へとそっと差し出す。あなたの誠実な態度と落ち着いた物腰に、男の険しい表情にわずかに戸惑いの色が浮かんだ。彼は手元の緑の石『太陽の瞳』を名残惜しそうに見つめたが、やがて観念したように息をつき、その石をあなたへと差し出した。あなたは無事に太陽の瞳を受け取り、さらには彼と行動を共にする約束を交わした。さあ、この眩い石を神殿の頂にある水の間へと急ぎ持ち帰り、ふたたび水門を開くのだ。
薬草の包み を手放した
太陽の瞳 を手に入れた

……なんだ、お前。こんな怪我をした俺を見捨てないってのか? わかったよ、この石をやる。その代わり、一緒にここから脱出するのを手伝ってくれよ。

「取引ですからね、出口までは連れていきましょう。それにしても下手くそですねぇ、ちょっとかして」治療に手間取っている男を座らせ、薬草を揉み傷口に押し付けると手早く包帯を巻いた。
あなたはハンターの手際の悪い手当の様子に呆れたように声をかけ、自ら薬草を揉み込んで手際よく包帯を巻き上げた。その的確で迷いのない処置により、男の脚の痛みはみるみるうちに和らいでいく。トレジャーハンターは驚きと感謝が入り混じった複雑な表情を浮かべながらも、あなたへの信頼を深めたようだ。心強い協力者を得たあなたは、『太陽の瞳』を手にいよいよ神殿の芯を貫く螺旋の石段、場面4『太陽の階段』へと足を踏み入れる。しかし、階段の途中の段が激しい崩落によって裂け目を大きく開いており、その先へ進むには新たな工夫が求められる。

へっ、助かったぜ……。お前、なかなかの腕だな。この恩はちゃんと返すさ、先へ急ごうぜ。

その辺りに生えている蔦を引っ張って強度を確認すると、それを編み、足場を作る。
あなたは螺旋階段の裂け目の前で立ち止まり、壁を這う頑丈な蔦に手をかけた。全体重をかけてその強度を入念に確かめると、あなたは手際よくそれを編み合わせ、崩れた足場を補うための即席の足場を作り上げていく。頭上では棚に棲む山猫が警戒の声を上げているが、あなたの巧みな作業によって、裂け目を安全に渡るための確かな道筋が形作られようとしている。この仕掛けを完全に固定し、向こう側へ渡るためには、あなたの肉体的な強さが試されることになるだろう。
運命の歯車はあなたに微笑んだ。出目16に筋力の修正が加わり、合計17は見事に目標値を超え、あなたが編み上げた即席の足場は驚異的な頑丈さで裂け目を跨いだ。背負い袋の太陽の瞳が微かに温かく脈動するなか、あなたは同行するトレジャーハンターと共に、その頑丈な蔦の橋を渡りきり、ついに神殿の頂上へ通じる石段を上り詰める。目の前に現れたのは、重厚な石の扉の向こうに広がる、すべてが乾いた水門の間の広間である。天井の穴から一筋の光が差し込むその中央には、巨大な石の輪と、あの緑の石を待ちわびる丸いくぼみが静かにあなたを待っている。

すごいな、お前……! あんな即席の橋を一発で渡ちきっちまうとはな。さあ、いよいよあのてっぺんだぞ。

丸い窪みに石を設置しようとして思いとどまる。三日前の地震がこの男が石を外したことによるものなら、石を戻した時も揺れるかもしれない。天井の穴と床に落ちた石を見比べ安全な位置を探すと男を呼び寄せた。
あなたは丸い窪みに太陽の瞳を嵌め込もうとした瞬間、ふと背筋に走る嫌な予感を覚えて手を止めた。三日前の激しい地震がこの男が石を外したことに起因するならば、再び嵌める際にも同じ、あるいはそれ以上の激しい揺れが起きるかもしれない。天井の崩れた穴と床に散らばる大小の石片を注意深く見比べ、もっとも安全と思われる位置を見定めたあなたは、すぐそばで固唾を飲んで見守るトレジャーハンターを手招きして呼び寄せた。「おい、何をする気だ?」と小声で尋ねる男に、あなたは安全な場所で一緒に石を回すよう指示を出す。あなたの鋭い判断力と慎重な洞察が、迫りくるかもしれない危険から二人を救う盾となるだろう。

ほう、ここにいろってか? 確かに天井の様子を見りゃ、そのまま嵌めたら頭から石が降ってきそうだな……分かった、お前の言う通りにするぜ。

トレジャーハンターと2人で『太陽の瞳』を元の位置に戻して回し、がっちりと固定した。
運命の歯車が回り始めた...君たちの選択が、この世界の行く末を決めるのだ。あなたはトレジャーハンターと息を合わせ、眩い光を放つ『太陽の瞳』を神殿の頂にある丸い窪みへと慎重に嵌め込んだ。二人で力を合わせて巨大な石の輪をぐっと回すと、重々しい金属音とともに石の歯車がかみ合い、がっちりと固定される。その瞬間、予期していた通り、激しい余震が石室全体を揺るがし、天井のひび割れから無数の落石が雨のように降り注いできた!
太陽の瞳 を手放した

うわっ、きやがった! おい、しっかり掴まってろよ……!
あなたはトレジャーハンターと共に全力で石の輪を押し込み、がっちりと固定した。その瞬間、轟音とともに水門が開き、大量の清水が激しい勢いで水路を駆け下りていく! しかし、その衝撃と余震で石室の天井から巨大な瓦礫が崩れ落ち、隣にいたトレジャーハンターの足が挟まれてしまった。あなたは開かれた水路に飛び込んで下流へ滑り下りるか、階段を駆け下りるか、決断を迫られる。

ぐあっ……! 脚が挟まって動けねぇ! くそっ、俺を置いて先に行きやがれ……!

ハンターを瓦礫から助け出す
SCENE 03

崩れ落ちる瓦礫のなか、あなたは一瞬の迷いもなくハンターの手を掴み、渾身の力で彼の足を圧迫する石を持ち上げた。危機一髪のところで彼を引っ張り出し、激しく揺れる石室をあとにして、一気に階段を駆け下りて広場へと脱出した。背後で水門から溢れ出した濁流が轟音とともに駆け下り、やがて遺跡の入口である石の顔の口から、勢いよく清らかな水が力強く流れ出し始めた。干からびていた広場の池に満ちていく水音を聞きながら、あなたとハンターは泥まみれの地面に倒れ込み、安堵の息を漏らした。
EPILOGUE
運命の歯車が噛み合い、あなたの選択によって失われた水が村へと戻った。乾いた大地に命の泉が蘇り、村人たちの歓声が遠くから響いてくる。ハンターもまた、あなたの優しさに触れて新たな人生へと歩み出すことだろう。英雄となったあなたの名は、この谷の物語としていつまでも語り継がれていく。
CLEAR
