REPLAYトウキョウ・アビス

トウキョウ・アビス — 横島の婚活

冒険者横島
ゲームマスターLantern
CLEAR
ターン
85
プレイ時間
2時間16分
挿絵
15

大異変により崩壊したトウキョウ・シブヤの廃墟。錆びついたガードレールと灰色の空の下、あなたの手元の端末が青白い光を放つ。悪魔召喚プログラムが起動し、周囲の空間が微かに歪む。逃げ場のないアスファルトの路上で、冷たい風が吹き抜ける。

横島の行動

端末の記録を確認する

SCENE 01

場面 1 の挿絵

端末の画面を起動させる。青白い光が網膜を焼き、羅列されたファイル群が表示される。そこには悪魔召喚プログラムの基礎コードと、未開封のメッセージデータが残されていた。発信者は『スティーブン』と記されている。

横島の行動

未開封のメッセージを開く

端末の画面をタップすると、冷たい電子音と共にファイルが展開される。車椅子に乗った痩せ型の男のホログラムが静かに浮かび上がり、理知的な眼鏡の奥からあなたを見据える。『おや、起動に成功したようだね』と、彼は淡々とした声で語りかける。

スティーブン案内役

私の名前はスティーブン。君にそのプログラムを託そう。トウキョウの理をどう書き換えるか、見せてもらうよ。

横島の行動

召喚できる悪魔を確認する

端末の画面を切り替え、登録可能な悪魔のリストを呼び出す。青白い光に照らされたデータ群の中から、初期契約が可能な低位の悪魔たちの名が静かに浮かんでは消えていく。周囲の廃墟には、冷たい風がアスファルトを撫でる音だけが響いている。

横島の行動

一体召喚する

端末の画面を操作し、初期契約の対象である妖精ピクシーを選択する。青白い光が足元のコンクリートに収束し、微小な電磁パルスの音と共に羽音を立てる小さな人型が現れる。契約の成立を示す冷たい磁気が、周囲の空間に微かに残る。

ピクシーの契約データ を手に入れた

横島の行動

ピクシーを召喚したままにする

足元で淡い光を放つピクシーは、あなたの端末から供給されるMAGの微小な消費を確認するかのように、静かにその小さな翼を震わせている。崩壊したシブヤの冷たいアスファルトの上で、悪魔の気配が周囲の淀んだ空気をわずかに揺らした。

横島の行動

話しかける

SCENE 02

場面 2 の挿絵

足元のピクシーに声をかけると、妖精はくるりと空中で一回転し、からかうような澄んだ声を響かせた。『人間が私に話しかけるなんて珍しいね。ねえ、この街で何をするつもり?』

ヒロ味方

人間が私に話しかけるなんて珍しいね。ねえ、この街で何をするつもり?

横島の行動

婚活

ピクシーはあなたの唐突な言葉に一瞬きょとんとした後、クスクスと乾いた笑い声を上げた。『婚活だって? 冗談はやめてよ。この世界の人間が生き延びるだけで精一杯なのに、そんな余裕があるなんて面白い奴だね』

ヒロ味方

婚活だって? 冗談はやめてよ。この世界の人間が生き延びるだけで精一杯なのに、そんな余裕があるなんて面白い奴だね

横島の行動

人間の数も少ないし、悪魔で良い子いないかなーって

ピクシーは呆れたように小さな腕を組み、冷たい空気が漂う廃墟の路上であなたを見上げる。『悪魔と本気で結婚したいなんて、頭でも打ったの? まあ、気が向いたら別の連中を紹介してあげなくもないけどね』その時、背後の瓦礫の向こうから不気味な足音が響く。

ヒロ味方

悪魔と本気で結婚したいなんて、頭でも打ったの? まあ、気が向いたら別の連中を紹介してあげなくもないけどね

横島の行動

物陰に隠れる

あなたは背後の瓦礫の陰へと身を滑り込ませ、息を殺す。冷え切ったコンクリートの感触が頬に伝わり、すぐ傍を這うような足音が通過していく。ピクシーもあなたの気配に倣うように小さく身を縮こまらせた。不気味な気配はそのまま目の前の道路を通り過ぎていく。

横島の行動

物陰から通り過ぎた気配を見る

瓦礫の隙間から目を凝らすと、灰色の霧の向こうを横切る歪な影が見えた。それは二足歩行の異形であり、錆びた鉄くずを身にまとった悪魔の残骸だった。気配はこちらに気づいていないが、周囲の空気は重く冷え切っている。

横島の行動

一息ついてからピクシーに悪魔の集め方を聞く

あなたは瓦礫の影で浅い呼吸を整え、足元のピクシーに視線を落とす。ピクシーは周囲の気配が遠ざかったのを確認すると、ふわりと宙に浮き上がり、呆れたようにため息をついた。『悪魔を集めたいなら、ただ力任せにするだけじゃダメだよ。会話で機嫌を取るか、それとも力でねじ伏せて従わせるか、やり方は色々さね』

ヒロ味方

悪魔を集めたいなら、ただ力任せにするだけじゃダメだよ。会話で機嫌を取るか、それとも力でねじ伏せて従わせるか、やり方は色々さね

横島の行動

へぇー、悪魔にキュウビっている?

SCENE 03

場面 3 の挿絵

ピクシーは呆れたように小さく鼻を鳴らし、宙で腕を組んだ。『キュウビって、あの九尾の狐のこと? あんな大物はもっと奥の危険なエリアにいるよ。私みたいなのと違って、簡単には口説けない代物だね』周囲の瓦礫の隙間から冷たい風が吹き抜け、不気味な静寂が戻る。

ヒロ味方

キュウビって、あの九尾の狐のこと?あんな大物はもっと奥の危険なエリアにいるよ。私みたいなのと違って、簡単には口説けない代物だね

横島の行動

お、場所がわかるならお酒持って会いに行こうか

ピクシーは呆れたような、しかしどこか面白がるような表情を浮かべ、宙で小さな両手を広げた。『お酒なんて持ってるの? そんなものであの九尾の狐が釣れると思ったら大間違いさね。でも、どうしてもって言うなら、地下鉄の廃線跡を通って先へ進みなよ。あっちの奥に、強い悪魔が集まるエリアがあるからさ』周辺のコンクリートの割れ目から冷気が吹き上げ、不気味な静けさが再び場を支配する。

ヒロ味方

お酒なんて持ってるの? そんなものであの九尾の狐が釣れると思ったら大間違いさね。でも、どうしてもって言うなら、地下鉄の廃線跡を通って先へ進みなよ。

横島の行動

酒屋で清酒を探す

あなたは瓦礫の山を抜け、崩落しかけたビルの1階にある酒屋の跡地へ足を踏み入れた。棚は砕け散り、埃をかぶったガラスの破片が足元でジャリと音を立てる。奥の棚の影で、ひび割れた一升瓶が奇跡的に無傷のまま残っているのを見つける。

清酒の一升瓶 を手に入れた

横島の行動

周囲をさらに調べる

あなたは酒屋の奥の棚をさらにまさぐり、埃まみれの木箱の中から小さな小瓶を見つける。ラベルには古びた文字で『鬼殺し』と記されており、封はしっかりと閉じられている。外では微かに不気味な気配が漂っている。

鬼殺し を手に入れた

横島の行動

地下鉄の廃線跡へ入る

あなたは酒屋を後にして、ひび割れたコンクリートの階段を下り、地下鉄の廃線跡へと足を踏み入れた。足元には錆びたレールが闇の中へ続き、湿った冷気が肌を刺す。微かに響く水滴の音が、周囲の静寂をより深く感じさせる。

横島の行動

九尾の気配ってわかる?

地下鉄の廃線跡に染み込む冷気が、あなたの呼気を白く染める。足元のピクシーは羽を小さく震わせ、暗がりの向こうを指し示すように微かに体を傾けた。『あっちの奥から、焦げ臭いような、甘いような奇妙な匂いがするよ……間違いない、あいつの気配さね』

ヒロ味方

あっちの奥から、焦げ臭いような、甘いような奇妙な匂いがするよ……間違いない、あいつの気配さね

横島の行動

あっ、酒の肴がないや

SCENE 04

場面 4 の挿絵

地下鉄の冷え切った闇の中、あなたが呟いた言葉に、足元のピクシーが呆れたように小さくため息を吐く。『酒だけ持っていくつもりだったの? 悪魔の機嫌を取るなら、それなりの手土産が要るって言ったでしょ』その視線の先、暗がりの向こうから、じとりと熱を帯びた黄金の双眸が静かにこちらを捉えた。

ヒロ味方

酒だけ持っていくつもりだったの? 悪魔の機嫌を取るなら、それなりの手土産が要るって言ったでしょ

横島の行動

駅の売店で稲荷寿司を探す

あなたは引き返し、地下鉄の改札階にある放置された売店へと向かった。シャッターの歪んだ隙間に腕を差し入れ、埃まみれの棚をまさぐる。冷え切ったショーケースの奥で、奇跡的に未開封のまま残されていた油揚げの包みを見つけ出した。

これ以上アイテムを持てません。油揚げの包み を受け取れませんでした。

横島の行動

油揚げの包みは取られないように置いておいて、とりあえず九尾に会いに行く

あなたは油揚げの包みをしっかりと懐にしまい込み、再び地下鉄の暗い線路を進んだ。足元のピクシーが不意にピタリと足を止め、前方から漂う濃密な熱気と甘い芳香を指し示す。闇の向こうで、黄金色の双眸が静かに瞬き、こちらを値踏みするように見据えていた。

ヒロ味方

ほら、見えてきたよ。あいつが機嫌を損ねたら一巻の終わりだから、慎重にいきなよ。

横島の行動

九尾さーん、お酒呑みませーん?

暗がりの中から、黄金色の双眸が静かにあなたを凝視する。九尾の狐は低い唸り声を上げると、冷徹な気配を漂わせながら一歩前へ歩み出た。『人間ごときが、私を酒の相手に誘うか』その冷たい声が、地下鉄の廃線跡の壁面に反響する。

大天使メキタス敵

人間ごときが、私を酒の相手に誘うか。その不敵さ、面白いとは思わんがね。

横島の行動

だって同族はいないし、ピクシーはお酒飲めそうに見えないし、いい酒を1人で呑むのも勿体ないしねぇ…

九尾の狐は冷ややかな目を細め、あなたの軽口をただ静かに聞き流す。その巨体を包む黄金の毛並みが、暗がりの中で微かに発光し、冷徹な威圧感が地下鉄の空気をさらに凍りつかせる。『ふっ……愚かしい人間だ。だが、その酒の匂いだけは悪くない』

大天使メキタス敵

ふっ……愚かしい人間だ。だが、その酒の匂いだけは悪くない。

横島の行動

とりあえず、2種類のお酒持ってきてるから試飲してみません?

九尾の狐は、あなたが差し出した清酒の一升瓶と小瓶に目を留め、かすかに鼻を鳴らした。その黄金色の双眸が冷徹な光を帯びたまま、あなたの企てを値踏みするように見据えている。『ふっ、人間が私に酒を勧めるか。よかろう、その酒の味次第では、命の保証はしないがね』

大天使メキタス敵

ふっ、人間が私に酒を勧めるか。よかろう、その酒の味次第では、命の保証はしないがね。

横島の行動

どっちかお口に合えば、さっき見つけた油揚げの包みも持ってきますよ

SCENE 05

場面 5 の挿絵

九尾の狐は、あなたが差し出した酒の提案と追加の品の示唆に、黄金色の目を細めて低く唸る。『酒に油揚げか……人間のくせに、機嫌の取り方を心得ているようだな。いいだろう、その酒をまず我に捧げてみせよ』

大天使メキタス敵

酒に油揚げか……人間のくせに、機嫌の取り方を心得ているようだな。いいだろう、その酒をまず我に捧げてみせよ。

横島の行動

あ、でも人間サイズのお酒しか今は無いんで、人間に変幻することできます?

九尾の狐は驚きに似た気配をわずかに滲ませ、黄金の双眸であなたを射抜くように見据えた。『人間サイズに姿を変えろ、だと? 我を何だと思っている』その圧倒的なプレッシャーが、地下鉄の廃線跡の空気を一瞬で凍りつかせる。

大天使メキタス敵

人間サイズに姿を変えろ、だと? 我を何だと思っている。

横島の行動

九尾さんの大きさだと一口分しか楽しめないですけど、人間に変幻できれば長く楽しめますよ?

九尾の狐は冷徹な眼差しをわずかに和らげ、低く唸った。『ほう……長く楽しむため、か。口の減らない人間だな』冷気の漂う闇の中で、黄金の毛並みが一瞬だけ揺らめき、その巨体が急速に収縮していく。やがて、硝子のように冷たい美貌を持つ人間の姿へと形を変えた。

大天使メキタス敵

ほう……長く楽しむため、か。口の減らない人間だな。

横島の行動

…美人さんと呑めるなんて、緊張して飲み過ぎちゃいそうだ

人間の姿をとった九尾の狐は、冷ややかな視線をあなたに向けたまま、くくりつけられたような微かな笑みを浮かべる。『お世辞が上手いことだね。……さあ、その酒とやらを見せてみなさい』

大天使メキタス敵

お世辞が上手いことだね。……さあ、その酒とやらを見せてみなさい。

横島の行動

おっと、それじゃあまずは清酒の一升瓶からいきましょうか

あなたは手元から清酒の一升瓶を取り出し、丁寧に封を切って差し出した。人間の姿をとった九尾の狐は、その無色透明な液体がグラスに注がれる様子を静かに見つめている。冷たい地下鉄の空気の中、わずかに発酵した芳醇な香りが鼻腔をくすぐった。

清酒の一升瓶 を手放した

大天使メキタス敵

ふむ……香りは悪くないね。どれ、味見としようか。

横島の行動

量販店じゃなくて、酒屋で見つけた上等な一品のはずなんですが…いかがです?

人間の姿をとった九尾の狐はグラスの酒を口に含み、わずかに目を細めた。『……ほう。量販店の雑味と違い、確かに悪くない。喉の奥でしっかりと燃えるようなキレがある』その冷徹な美貌に、かすかな満足の色が浮かんだ。

大天使メキタス敵

ほう……。量販店の雑味と違い、確かに悪くない。喉の奥でしっかりと燃えるようなキレがある。

横島の行動

お、それならよかった

SCENE 06

場面 6 の挿絵

人間の姿をとった九尾の狐は、空になったグラスを静かに置くと、意味ありげな笑みを浮かべた。『ほう、なかなかいい度胸をしているね。気に入ったよ』その冷徹な双眸に、わずかに遊びの色が灯る。

大天使メキタス敵

ほう、なかなかいい度胸をしているね。気に入ったよ。

横島の行動

おっと、九尾さんに見惚れてないで自分もいただきましょうかね。あ、ピクシーも呑める?

あなたはグラスを傾けながら、ふと足元のピクシーに視線を落とした。ピクシーは小さな羽をパタパタと動かしながら、ふんっと鼻を鳴らして首を横に振る。『あたしは甘い果実の蜜しか興味ないね。そんな強いお酒なんて飲んだら、酔っ払ってあちこちフラフラしちゃうよ』

ヒロ味方

あたしは甘い果実の蜜しか興味ないね。そんな強いお酒なんて飲んだら、酔っ払ってあちこちフラフラしちゃうよ

横島の行動

じゃあ、案内してくれたお礼に後で果実系の飲み物探しにいこうかね

ピクシーは嬉しそうに宙で一回転すると、パタパタと羽を鳴らして笑った。『ほんとう? 約束だからね! あそこのショッピングモールの跡地に、まだ腐ってない甘い木の実があるかもしれないんだ』人間態の九尾の狐は、グラスの酒を傾けながら、そのやり取りを冷ややかな、しかしどこか楽しげな眼差しで眺めている。地下鉄の冷たい空気のなか、静かな時間が流れていく。

ヒロ味方

ほんとう? 約束だからね! あそこのショッピングモールの跡地に、まだ腐ってない甘い木の実があるかもしれないんだ

横島の行動

おっと、ごめんね九尾さん おかわりはいる?それとももう一つの飲んでみる?

人間の姿をとった九尾の狐は、空になったグラスを指先で軽く弾き、冷ややかな瞳のまま微かに笑った。『もう一種の酒があるのだな。ふむ、先ほどの一品がそこそこだっただけに、そちらも試してやろう』

大天使メキタス敵

もう一種の酒があるのだな。ふむ、先ほどの一品がそこそこだっただけに、そちらも試してやろう。

横島の行動

じゃあ、もう一つは鬼殺しなんて大層な名前なんだけど、毒味の意味で自分が先に飲んでみていいかな?

あなたは小瓶の封をひねり開け、自らの喉へとその液体を流し込んだ。強烈なアルコールの刺激が食道を焼き、全身の毛穴が一斉に逆立つような熱さが広がる。人間の身体には重すぎる負荷が神経を痺れさせ、わずかに呼吸が乱れた。

体力が 5 減少した

大天使メキタス敵

ふん、自ら毒見とはね。……愚かだが、その気概だけは褒めてやろう。

横島の行動

酒精はキツイけど大丈夫かな…小瓶だからあまり量はないけど一杯どうぞ

あなたは激しいアルコールの刺激に顔を歪めながらも、小瓶に残された分の酒をグラスに注ぎ、人間の姿をとった九尾の狐へと差し出した。狐は不敵な笑みを浮かべ、その小さなグラスを指先で軽く持ち上げる。『ふむ、先ほどの一品とは比べ物にならん強い匂いだな……よかろう』一気に傾けられた液体は、冷たい地下鉄の空気にわずかに甘い余韻を残して消えた。

鬼殺し を手放した

大天使メキタス敵

喉を焼くような強烈な味わい……悪くない。これほどの酒を用意するとは、お前もなかなかに面白い人間だね。

横島の行動

九尾さん的にはこっちの方が好みかな?あ、油揚げもどうぞ

SCENE 07

場面 7 の挿絵

あなたは懐から取り出した油揚げの包みを解き、九尾の狐の前にそっと差し出した。人間の姿をとった彼女は、その香ばしい匂いにわずかに目を細め、細く整った指先でそれを摘まむ。『酒だけでなく、油揚げまで用意していたとはね……。お前の周到さには感心するよ』そう呟きながら油揚げを口にした彼女の表情に、かすかな歓喜の色が浮かび上がる。

大天使メキタス敵

酒といい、この油揚げといい……私をここまで満足させるとはね。お前のその器量、悪くはない。

横島の行動

このご時世、お酒くらいは楽しみたいからね。あわよくば飲み仲間ができないかなと思ってたら、まさか俺には勿体無いくらいの別嬪さんと飲めるとは思いもしなかったよ。

人間の姿をとった九尾の狐は、あなたの言葉を聞き終えると、ふっと妖艶な笑みを深めた。『お世辞のうまい人間だね。だが、その愚直なまでの人懐っこさ、嫌いではないよ』彼女は盃を傾け、地下鉄の冷え切った闇の中に微かな余韻を残した。『これほどの歓待を受けたのだ。私もただで帰すわけにはいかないね。お前のような面白い人間なら、我の力を貸してやってもいい』黄金の双眸が静かに輝き、契約の証としてあなたの端末に新たなデータが刻み込まれる。

九尾の契約データ を手に入れた

大天使メキタス敵

これほどの歓待を受けたのだ。私もただで帰すわけにはいかないね。お前のような面白い人間なら、我の力を貸してやってもいい。

横島の行動

ありがとう。

契約の光が端末に収まると、九尾の狐は微かに微笑み、再びその姿を黄金の毛並みに包んで地下鉄の闇へと溶けていった。足元ではピクシーが満足そうに羽を休め、あなたの新たな戦力を祝うように小さく光を放っている。周囲の冷たい空気は変わらないが、確実にあなたの選択は世界の理を動かし始めていた。

ヒロ味方

やったね! 九尾まで仲魔にできちゃったよ。この調子でどんどん進もう!

横島の行動

あ、そういえば九尾さんの呼び方と婚活してること言うの忘れてた…今度お酒を一緒に飲む時伝えようか

あなたは暗い地下鉄のホームに一人立ち残り、呟いた言葉をそっと飲み込む。端末に収まった二つの契約データが、微かな光を放ちながら静かに明滅している。荒廃したトウキョウの闇の向こうで、次の出会いや試練が確実に待ち受けている気配がした。

横島の行動

ショッピングモールでピクシーにあげる果実の飲み物を探す

あなたはピクシーとの約束を果たすため、荒廃したショッピングモールの廃墟へと足を踏み入れた。天井は崩落し、かつて華やかだったフロアには塵と錆びついたシャッターだけが広がっている。ひび割れた自動販売機の残骸や、雑草が生い茂る店舗の奥から、乾いた風が奇妙な音を立てて吹き抜けていった。

ヒロ味方

このへんのお店なら、まだ甘い飲み物が残ってるかもしれないよ。気をつけて探してね!

横島の行動

飲み物とか多めに持ち歩きたいし、リュックとかないかな?

あなたは荒廃したショッピングモールの通路を進み、かつてのアパレルショップの残骸に目を向けた。埃をかぶったマネキンの足元や、破れたバッグの山の中に、まだ使えそうな頑丈な大型リュックサックが転がっている。これならば、探索で得た物資を十分に詰め込むことができるだろう。

大型リュックサック を手に入れた

ヒロ味方

おっ、大きなバッグだね! それがあればたくさんの木の実やボトルをしまえるよ。

横島の行動

リュックサックを拾う

SCENE 08

場面 8 の挿絵

あなたは床に転がっていた頑丈な大型リュックサックを拾い上げ、埃を払いながら背負い直した。これまでの細々とした戦利品や物資をすっきりと収納でき、荒野を渡るための備えが確かなものとなる。ピクシーが周囲を軽く飛び回りながら、新しい荷物を見て満足そうに頷いた。

ヒロ味方

これでたくさん物資が入るね! さあ、あたしの好きそうな甘い飲み物を探そうよ!

横島の行動

飲食店に向かう

あなたは大型リュックサックを背負い直し、ショッピングモールの通路を進む。かつて美食の街として栄えた飲食街の区画へ足を踏み入れると、割れたガラスの散らばる床と、錆びついた看板の残骸が視界に飛び込んできた。ピクシーが周囲を警戒するように素早く羽ばたき、先方の店舗を指し示す。

ヒロ味方

あそこのカフェの奥に、まだ何か残ってそうな気がするよ。気をつけて進もうね。

横島の行動

カフェの残骸を調べる

あなたは荒れ果てたカフェのカウンターの向こう側へと回り込み、散乱した備品の間を探る。埃と錆にまみれた棚の奥で、未開封のまま奇跡的に残されていたシロップ漬けの果実の瓶詰を発見した。ピクシーはそれを認めると、嬉しそうにあなたの周囲を飛び回り始めた。

これ以上アイテムを持てません。果実のシロップ漬け を受け取れませんでした。

ヒロ味方

やったね! それ、すっごく甘くて美味しそうだよ! さすが生きてる人間だね、ありがとう!

横島の行動

果実のシロップ漬けをリュックサックに入れる

あなたは発見したシロップ漬けの果実の瓶詰を慎重に手に取り、大型リュックサックの中へと丁寧に収めた。ピクシーは嬉しそうに羽を揺らしながら、あなたの肩のあたりをくるくると飛び回っている。荒廃したカフェの静寂の中に、二人の小さな足音が響く。

これ以上アイテムを持てません。果実のシロップ漬け を受け取れませんでした。

ヒロ味方

わーい、ありがとう! 大事にとっておくね!

横島の行動

そういえば、ピクシーって呼ぶのもアレだし、名前はある?

ピクシーはきょとんと目を丸くし、それからふふっと誇らしげに胸を張った。『名前? あたしにはピクシーって種族名しかないけど……そうだな、あなたが新しくつけてくれるの? じゃあ、響きが可愛いのがいいな!』荒廃したカフェの静寂の中で、小さな妖精は期待に満ちた瞳であなたを見つめている。

ヒロ味方

名前? あたしにはピクシーって種族名しかないけど……そうだな、あなたが新しくつけてくれるの? じゃあ、響きが可愛いのがいいな!

横島の行動

そう?…じゃあ、リリィってどうかな

ピクシーはあなたの提案を聞き、その場でふわりと宙返りをして見せた。『リリィ……! うん、すごく可愛い名前だね! 気に入ったよ、今日からあたしはリリィだ!』小さな妖精は満足そうにあなたの頬を軽く叩き、新しい名前に喜んでいる。

ヒロ味方

リリィ……! うん、すごく可愛い名前だね! 気に入ったよ、今日からあたしはリリィだ!

横島の行動

よし、じゃあ改めてよろしく、リリィ

SCENE 09

場面 9 の挿絵

あなたは改まって声をかけ、リリィは嬉しそうにあなたの肩へと降り立った。荒廃したカフェの冷たい空気の中に、微かな温もりが灯る。しかし、遠くの通路から金属が擦れ合うような重く濁った音が響き渡り、静寂が破られた。

ヒロ味方

うん、よろしくね!……あ、なんか向こうから変な音が聞こえるよ。気をつけて!

横島の行動

柱の影に隠れて様子をうかがう

あなたは太いコンクリートの柱の背後に身を寄せ、息を殺して通路の奥を凝視した。床を這うような重い足音と、金属が削れる耳障りな金切り声が闇の中から近づいてくる。視界の端でリリィが小さな体を震わせ、あなたの衣服の裾を固く掴んだ。

ヒロ味方

……なんかすごく大きいのが来るよ。見つからないように息を潜めて……!

横島の行動

念のため、足元のガラス片を拾いながら様子をみる

あなたは冷たい床に散らばる鋭いガラス片をそっと拾い上げ、指先でその重みと切れ味を確認する。通路の奥から響く足音が一層大きくなり、荒く冷たい呼気が闇の中から這い寄ってきた。……それだけは、書き留めておこう。

ヒロ味方

……音が近くなってくるよ。気を付けて……!

横島の行動

息を潜める

あなたは柱の陰に身を固くし、肺に残る微かな空気を静かに吐き出した。暗闇の向こうで、鉄が床を引きずる濁った音が停止する。息を呑むあなたの耳元で、冷えた空気がかすかに揺れた。

ヒロ味方

……音が止まったよ。こっちを探してるみたい……動かないでね。

横島の行動

息を潜め、ガラス片をいつでも投げられるよう準備する。

暗闇の向こうで重く冷たい気配が漂い、床を這う影がわずかに揺れた。音を立てぬよう呼吸を抑えるあなたの耳に、鉄の擦れる異様な音が微かに響く。何かが見えない闇の境界線で、気配がこちらを探っている。

ヒロ味方

……じっとしてて。あいつ、こっちを嗅ぎつけてるよ……。

横島の行動

指示に従いじっとしている

暗がりの中で息を殺すあなたの足元を、冷たい気配がかすめて通り過ぎていく。錆びた鉄の引きずる音が遠ざかり、微かに開いた空間の隙間から冷気が流れ込む。リリィはあなたの服の裾を握りしめたまま、小さく震えて息を整えた。

ヒロ味方

……はぁ、行ってくれたみたい……。怖かったね、もう動いても大丈夫かな……。

横島の行動

助かったよ、リリィ

SCENE 10

場面 10 の挿絵

あなたはリリィの頭をそっと撫で、張り詰めていた肩の力を抜いた。遠くで不気味な気配が完全に消え去ったのを確認し、あなたは再び探索を再開する。荒廃した地下街の冷たい空気の中、二人の小さな足音だけが静かに反響していた。

ヒロ味方

うん!これからはあたしが危ない音をいち早く教えてあげるね。さあ、先に進もっか!

横島の行動

キャンプ用品店に向かう

あなたは地下街の通路を抜け、荒れ果てたアウトドアショップの前に立った。ディスプレイのガラスは粉々に砕け散り、泥にまみれたテントの残骸がむき出しになっている。奥の棚には、野営のための有用な物資がまだ残されているかもしれない。冷えた空気が店内に流れ込み、微かな金属の錆びた匂いが鼻を突く。

ヒロ味方

キャンプ用品店だね! ここならサバイバルに役立つものが見つかるかも。気をつけて入ろうね。

横島の行動

奥のカウンターに向かう

あなたは荒れ果てたキャンプ用品店の奥へ足を進める。埃をかぶったカウンターの周辺には、放置されたキャンプ用の小物やランタンの残骸が散らばっている。冷たい空気の中、床を踏みしめる音が静寂に響く。

ヒロ味方

奥の方にまだ何か使えそうなものがあるかも。気をつけてね。

横島の行動

寝袋とコンバットナイフを探す

あなたはカウンターの奥、陳列棚の残骸や崩れたダンボールの山を丹念に漁る。錆びかけた備品の隙間から、まだ湿気を帯びていないコンパクトな寝袋と、黒い鞘に収まった頑丈なコンバットナイフを見つけ出した。それらを背負った大型リュックサックへ丁寧に収納する。リリィがその手際を感心したように見つめ、パタパタと羽を揺らした。

これ以上アイテムを持てません。コンバットナイフ を受け取れませんでした。

ヒロ味方

すごいね!これで野宿もナイフでの護身もバッチリだね!

横島の行動

酒屋へ向かう

あなたはキャンプ用品店をあとにして、荒廃した地下街のコンクリート通路を進む。やがて、かつては高級な酒を取り扱っていたのであろうワインセラーの残骸に行き着いた。鉄格子の扉は半開きになっており、内部の暗がりから古い酒樽や埃をかぶったボトル特有の澱んだ匂いが漂ってくる。リリィはあなたの肩の上で小さく鼻を鳴らし、慎重に周囲の気配を探っている。

ヒロ味方

お酒がいっぱい眠ってそう……九尾さんと飲む用のお酒、見つかるといいね!

横島の行動

九尾と連絡をとる

あなたは端末を取り出し、九尾の契約データに意識を同調させて通信を試みた。暗いワインセラーの空気がわずかに歪み、電子音とともに端末の画面が淡く光る。ディスプレイの向こう側から、低く艶やかな気配が滲み出てきた。

ヒロ味方

……ほう、私に連絡とはね。何か面白いものでも見つけたのかい、人間?

横島の行動

九尾さんってワイン飲める?

SCENE 11

場面 11 の挿絵

端末の向こうから、九尾の冷ややかな笑い声が微かに響く。『ふっ……悪魔に人間の酒が飲めるかという愚問だね。だが、長い年月を経た上質な芳香ならば、魂の趣向として楽しめなくもないさ。さて、そのセラーに何が眠っているというのかね?』

ヒロ味方

ふっ……悪魔に人間の酒が飲めるかという愚問だね。だが、長い年月を経た上質な芳香ならば、魂の趣向として楽しめなくもないさ。

横島の行動

まだ九尾さんと一度しか呑めてないから好みの味も分かってないし、このセラーのお酒一緒に飲んでみない?

あなたは端末の向こうの九尾に向けて、ワインセラーにある酒を共に味わおうと提案する。端末の光が微かに揺らぎ、冷ややかな空気がわずかに和らいだような気がした。九尾は低い声で軽く笑い、その誘いを受け入れるように気配を深める。『ふん……人間風情が、私を酒の相手に誘うとはね。いいだろう、その樽の封を開けなさい。味見をしてやろう』リリィはあなたの肩の上で、面白そうにその様子を覗き込んでいる。

ヒロ味方

ふん……人間風情が、私を酒の相手に誘うとはね。いいだろう、その樽の封を開けなさい。味見をしてやろう。

横島の行動

じゃあ、今から召喚するけど大丈夫?

あなたは悪魔召喚プログラムを起動し、九尾を現実の空間へと物質化させるための儀式を始めた。ワインセラーの重く冷たい空気が歪み、青白い光の渦の中から優美かつ妖艶な気配を纏った九尾が姿を現す。端末の数値がわずかに変動し、魔力が消費されていく感覚が肌を伝わる。

ヒロ味方

ふん、わざわざ外へ引きずり出すとはね。さあ、私を楽しませてくれるのだろうね?

横島の行動

じゃあ、今日はここで一泊することにして…九尾さんさんはどのお酒が気になる?

あなたはワインセラーの奥に腰を下ろし、一泊の準備を整える。九尾は冷ややかな目をワインの瓶に向け、一番古いラベルのものを軽く指し示した。

ヒロ味方

ふむ……そこにある埃をかぶった古酒がいい。長い時間を経た澱みこそ、私好みの味わいだ。

横島の行動

指定された古酒を調べる

あなたは九尾が指し示した古いボトルを手に取り、ラベルに刻まれた文字を凝視する。埃とカビに覆われたガラス瓶の中では、暗く淀んだ液体が静かに揺れていた。長い年月が醸し出した澱の匂いが、地下セラーの冷たい空気の中に微かに広がる。九尾はその様子を冷徹な瞳で見つめながら、静かに息を吐いた。

ヒロ味方

ほう……その銘柄か。悪くない選択だね。早くその封を開けなさい。

横島の行動

封を開けて2つのグラスに注ぎ、乾杯する

あなたは古いボトルの封を慎重に割り、くすんだ赤褐色の液体を2つのグラスに注いだ。リリィがその様子を興味深そうに見つめる中、あなたは九尾へとグラスを差し出し、静かに杯を合わせた。九尾は細い指でグラスをつまみ、その芳香をゆっくりと鼻腔で味わうように微かに目を細める。

ヒロ味方

……悪くない香りだ。長い時間の重みを感じるよ。乾杯としようか、人間。

横島の行動

うん、乾杯

SCENE 12

場面 12 の挿絵

あなたはグラスを傾け、九尾と静かに杯を合わせた。古酒の芳醇で重厚な香りが地下セラーの冷たい空気に溶け込み、緊張した神経をわずかにほぐしていく。リリィもその様子を微笑ましげに見守りながら、穏やかな時間が流れていく。......それだけは、書き留めておこう。

ヒロ味方

……ふっ、悪くない。悪魔と人間がこうして酒を交わすとはね。悪くない夜だ。

横島の行動

リリィのためにリュックサックから果実のシロップ漬けを取り出し、小さいグラスに注いで渡す

あなたは大型リュックサックから小さな保存容器を取り出し、果実のシロップ漬けを小皿に分けてリリィの前に差し出した。リリィは目を輝かせながらパタパタと羽を羽ばたかせ、甘い匂いを胸一杯に吸い込む。『わぁ、いい匂い! ありがとう、横島!』小さな妖精は嬉しそうにシロップを口にし、満面の笑みを浮かべた。静かなワインセラーの夜が、微かな温もりと共に更けていく。

ヒロ味方

わぁ、いい匂い! ありがとう、横島!

横島の行動

前回聞くの忘れてたんだけど、九尾さんって呼ぶのもアレだし、なんで呼べばいいかな?

あなたはグラスを置き、九尾の呼び名について尋ねた。九尾は少しだけ目を細め、静かに微笑む。『私に名を求めるか。好きに呼べばいいさ、お前がその名に責任を持つならばね』と、妖艶な声で答えた。

ヒロ味方

私に名を求めるか。好きに呼べばいいさ、お前がその名に責任を持つならばね。

横島の行動

それは責任重大だ…天女みたいな方の名前なら尚更緊張するね…

あなたの言葉に、九尾はグラスを傾けたまま静かに口角を上げた。『天女、か。……古びた呼び名だね。だが、そうだな……私の尾が描く軌跡のように、優雅で狂おしい名を好むなら、[玉藻(たまも)]とでも呼ぶといい。』その声音には、冷徹な響きの中にわずかな戯れの色が混ざっていた。リリィはグラスのシロップを飲み干し、ふたりを興味深そうに見上げている。

ヒロ味方

ふっ……[玉藻]、か。その名に恥じぬ働きを見せておくれよ、人間。

横島の行動

玉藻…偶に玉ちゃんって呼ぶのは…かなり不敬か…

あなたは緊張しながらも、その名を少し崩した呼び方を漏らした。ワインセラーの重い空気がわずかに凍りつき、玉藻はグラスを置く手をとめる。冷徹な瞳があなたを射抜いたが、次の瞬間、彼女は低く妖艶な笑い声を漏らした。『玉ちゃん、か……。私をそんな軽薄な愛称で呼ぶ人間は、お前が初めてだ。……いい度胸をしているね』リリィは息を呑んで二人の様子を見守っている。

ヒロ味方

ふっ……玉ちゃん、か。その命知らずな軽口、どこまで持つか見ものだね。

横島の行動

えっ…いいのかい?

玉藻はくすりと冷ややかに笑い、空いたグラスを軽く揺らした。『……お前のその、悪びれない調子が気に入らないわけではないさ。だが、調子に乗ればその首を跳ねることもあると覚えておくことだね』リリィは小さく息をつき、ほっとしたように胸を撫で下ろした。静寂と冷気に包まれたワインセラーで、奇妙な均衡を保った夜が更けていく。

ヒロ味方

ふっ、調子に乗りすぎないことだね。……さあ、夜はまだ長いさ。

横島の行動

酒が入ってる時だけにしておくよ…そういえば、今の俺の目的ってまだ伝えてなかったよな?

SCENE 13

場面 13 の挿絵

玉藻はくすりと艶やかに笑い、空いたグラスを優雅に揺らした。……お前の目的か。この崩壊したトウキョウで、自分がどうありたいかをまだ定めていないように見えるがね。彼女は冷徹な瞳の奥に微かな興味を宿し、あなたの言葉を待っている。リリィはグラスを置き、静かに二人のやり取りに耳を傾けている。

ヒロ味方

ふっ……私を呼び出すだけ呼び出しておいて、肝心の目的を忘れていたとはね。聞かせてもらうよ、お前の目的とやらを。

横島の行動

自分でも馬鹿だと思ってるし、不愉快だと思ったら契約データを取り消してもらってもいいんだけど、最初に話してた酒飲み仲間を探すことと…婚活が目的なんだ…

玉藻はしばし沈黙し、持っていたグラスをゆっくりとテーブルに置いた。冷徹な瞳があなたをじっと見据えたかと思うと、やがて腹の底から響くような妖艶な笑い声を漏らす。『……酒飲み仲間、そして婚活。崩壊したトウキョウで悪魔と契約しておきながら、その俗物的な望みとはね。』リリィは驚いたように目を丸くし、次いでクスリと小さく笑った。玉藻はふっと鼻を鳴らし、面白がるような、呆れたような複雑な視線をあなたに向ける。

ヒロ味方

ふっ……悪くない。その度胸と低俗な野望、私の退屈を紛らわせるには十分だね。精々、望み通りの相手を見つけることだね。

横島の行動

呆れてくれるだけで良かったよ…せっかく会えた美人な飲み仲間に罵倒されたら首括らないといけなかったよ…

玉藻はあなたの軽口に呆れたように息を吐きながらも、どこか楽しげにグラスの最後の一口を飲み干した。静かなワインセラーの空気に、かすかな温もりが残る。……それだけは、書き留めておこう。夜は深く、まだ次の気配はない。

ヒロ味方

ふっ……命知らずな口を利く人間だね。首を括る前に、その酒を空にするのが先さ。

横島の行動

おっと、話が長くなって申し訳ない。次のお酒出してこようか

あなたは立ち上がり、セラーのさらに奥の棚へと目を向ける。冷えた空気が足元を這い、金属と埃の匂いが鼻腔を満たしている。玉藻は静かにグラスを傾け、あなたの背中を冷徹な瞳で見送った。......それだけは、書き留めておこう。

ヒロ味方

ふっ、次を選ぶかい? あまり期待はさせないことだね。

横島の行動

じゃあ、次はこのワインかな

あなたはワインセラーの棚から別のボトルを選び、テーブルへと戻る。薄暗い照明の中でラベルを確認すると、それはやや年数の浅い白ワインだった。玉藻はそのボトルを一瞥し、退屈そうにグラスを指先で叩く。……それだけは、書き留めておこう。

ヒロ味方

ふむ、そちらを選ぶかい。さあ、どのような味を見せてくれるのやら。

横島の行動

年数は浅いワインだけど、当たるも八卦当たらぬも八卦、飲んでみて合わないなら次に行くつもりでどんどんいこう

あなたは白ワインのコルクを抜き、ふたつのグラスへと透明な液体を注いだ。玉藻はそのグラスに微かに視線を落とし、すっと冷たい指先でそれを持ち上げる。ひと口含んだ彼女の表情に、かすかな驚きと冷ややかな感心が浮かんだ。......それだけは、書き留めておこう。

ヒロ味方

ふっ……悪くない。若い果実の軽やかさも、今の私には悪くない気晴らしさね。

横島の行動

店内で白ワインに合う肴を探す

SCENE 14

場面 14 の挿絵

あなたは白ワインの爽やかな酸味に合うものを求め、セラーの棚の陰やカウンターの裏を丹念に探る。埃にまみれた古い缶詰の山から、辛うじて封が保たれているオリーブの塩漬けを見つけ出した。蓋を開けると、塩気と芳醇な果実の香りが微かに漂う。......それだけは、書き留めておこう。

これ以上アイテムを持てません。オリーブの塩漬け を受け取れませんでした。

ヒロ味方

ほう、オリーブか。白ワインには悪くない組み合わせだね。お前も少しは気が利くようだ。

横島の行動

オリーブの塩漬けを開けて白ワインと一緒に食べる

あなたはオリーブの塩漬けを皿に盛り、白ワインと共に玉藻へと差し出した。彼女は一粒をつまみ、その酸味と塩気をゆっくりと舌の上で転がすように味わう。地下セラーの冷たい空気の中に、微かな贅沢な時間が流れていく。......それだけは、書き留めておこう。

ヒロ味方

ふむ……悪くない塩気だね。若い白ワインの酸味によく合う。お前の選ぶものも、たまには見所があるというわけさ。

横島の行動

リリィもどう?

あなたはオリーブを一つまみ小皿に取り分け、リリィのグラスの脇へと差し出した。小さな妖精は羽をパタパタとさせながら、嬉しそうにそれを口に運ぶ。……それだけは、書き留めておこう。

ヒロ味方

んー、しょっぱくて美味しい! 横島、ありがとう!

横島の行動

玉藻はまだ呑めそう?

あなたはグラスを傾ける玉藻に視線を向け、まだ飲み足りるかと尋ねた。彼女はグラスの縁を指でなぞりながら、どこか涼しげな笑みを浮かべる。......それだけは、書き留めておこう。

ヒロ味方

ふっ……私の底を見誤らないことだね。お前が付き合えるなら、いくらでも付き合ってあげるさ。

横島の行動

流石だねぇ…そろそろ玉ちゃん呼びしそうな酔い具合だから、あと一本だけお付き合いいただいても?

あなたはさらにもう一本のボトルを求め、セラーの奥へ足を踏み出す。冷たい石壁の感触と、微かに湿った地下の空気が頭を冷やしていく。玉藻はグラスを軽く回し、あなたの背中に冷徹ながらもどこか面白がるような視線を向けていた。......それだけは、書き留めておこう。

ヒロ味方

ふっ……調子に乗るのもそこそこにしておくことだね。まあ、最後の一本というなら付き合ってあげようか。

横島の行動

じゃあ、さっきはスッキリした白ワインだったし、フルボディの赤ワインとチーズでもいいかな?

あなたはセラーの最も暗い一角から、重厚なラベルを纏ったフルボディの赤ワインのボトルと、熟成されたハードチーズを抱えて戻ってきた。テーブルにそれを置くと、玉藻は細い指でチーズの塊をつまみ、満足げに目を細める。……それだけは、書き留めておこう。

ヒロ味方

ふむ……重い赤にチーズか。お前、なかなか心得ているじゃないか。最後の夜に相応しい選択だね。

横島の行動

それじゃあ、最後の一杯ということで改めて乾杯。最後だし、リリィもほんの少しだけどう?

SCENE 15

場面 15 の挿絵

あなたは重厚な赤ワインをグラスに満たし、熟成されたチーズを小さく切って添えた。玉藻は静かに微笑み、リリィは物珍しそうに赤ワインのグラスを覗き込む。最後の杯を掲げ、静まり返った地下セラーに乾杯の音がかすかに響いた。......それだけは、書き留めておこう。

ヒロ味方

ふっ……最後の杯か。悪くない夜だったよ、人間。お前の今後の道行きに、幸多からんことをね。

横島の行動

さて、約束の一本も飲み切ったしお開きにしようか。玉藻もリリィも付き合ってくれてありがとう

あなたは空いたボトルを見つめ、静かに息をついた。地下セラーの重い空気に、穏やかな時間がゆっくりと溶けていく。玉藻はわずかにグラスを傾け、リリィは満足げに小さく伸びをした。......それだけは、書き留めておこう。

ヒロ味方

ふっ……悪くない夜だったよ。また気が向いたら、付き合ってあげるさ。

横島の行動

それじゃあ、玉藻は召喚解除するよ。おやすみ玉ちゃん。

あなたは端末を操作し、九尾の召喚を解除する。淡い光の粒子が収束し、玉藻の姿が静かに消えていく。彼女は消えゆく間際、冷ややかに、しかしどこか満足げに小さく微笑んだ。......それだけは、書き留めておこう。

EPILOGUE

荒廃したトウキョウの片隅、地下の静寂の中で、ひとときの温もりが過ぎ去った。悪魔との奇妙な酒飲み仲間探しと婚活の旅は、静かな夜の余韻を残しながら、新たな幕へと続いていく。

CLEAR
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