夕暮れの空を震わせ、重々しい六つ鐘の音が霧の底から響き渡る。あなたは魔道機械都市バベルの最下層、煤煙塔の第三管橋の上に立っていた。足元では底知れぬ白い霧の海がうねり、頭上には黄金色の灯りをまとった王冠塔がそびえ立っている。鼻腔を突くのは、焦げた石炭と油、そして冷え切った湿った空気の匂いだ。吹き抜ける風が真鍮の手すりを冷たく揺らし、あなたのコートの裾を激しく打つ。少し先では、裂けた巨大な弁からシューという高音とともに熱い蒸気が噴き出し、周囲の視界を白く歪ませていた。遠巻きに集まった煤けた姿の職人たちが、不安げな視線をこちらに向けている。その視線の先、轟音を上げる弁の脇に、消えた若き技師が残したとされる下向きの矢と三本線の白墨の印が、薄暗がりの中で不気味に浮かび上がっていた。運命の歯車が今、音を立てて回り始めている...

おい、よそ者...鐘の音が聞こえただろう。零時の大調律で、上の連中はウチの塔への蒸気を永久に断つつもりだ。このままじゃ皆凍えちまう。あの弁の壊れ方といい、消えたルカの残した印といい、何か裏があるはずだ。頼む、真相を探ってくれ...

周囲で見守る職人たちに話を聞く
SCENE 01

あなたは裂けた大弁から噴き出す蒸気を避けながら、不安げに立ちすむ職人たちへと歩み寄った。あなたの問いかけに対し、煤けた顔の男が息を潜めるようにして口を開く。「昨夜、あの弁のあたりで妙な足音がしたんだ。機関院の連中が使っているのとは違う、真鍮を擦るような硬い靴音だった……それに、消えたルカの奴は、下へ降りる直前に『上層が圧力を抜いている』と青ざめた顔で呟いていたよ」。遠くで次の鐘が重く響き、残された時間がわずかであることを告げる。あなたはその言葉から、さらなる真実を求めて次の行動を決めることになる。

裂けた大弁の制御箱を調べる
あなたは噴き出す蒸気を避けながら、真鍮製の頑丈な制御箱へと近づいた。表面には機関院の堅固な封印錠がかけられているが、蝶番のあたりに不自然な摩耗が見られる。あなたの優れた知性が、これが単純な故障ではなく、外から強制的にこじ開けられたものであることを告げている。この複雑な機構の裏に隠された真実を暴くため、あなたはその構造を注意深く観察する。
あなたは制御箱の複雑な歯車や配線に指をかけ、内部の構造を冷静に読み解いていく。導き出された出目は12。あなたが設定した目標値11を上回り、機械の見立ては見事に成功した。弁の奥に残された微細な痕跡から、これが現場での手作業ではなく、上流の王冠塔から遠隔で信号を送られて全開にされたものであることが完全に判明する。さらに、制御箱には機関院の厳重な封印が施されたままであり、内部の圧力が意図的に抜き取られていた動かぬ証拠を掴んだ。霧の海から次の鐘の音が鈍く響き、運命の歯車が音を立てて次の局面へとあなたを誘う。

遠隔操作を可能にする装置を探して無効化する
あなたは制御箱から伸びる細い信号線をたどり、橋の支柱に隠された小型の継電器を見つけ出した。しかし、それを無理に引き抜こうとした瞬間、鋭い警報音が霧を切り裂いて響き渡る。仕掛けられていた罠が作動し、高圧の蒸気があなたへと吹き付けられた。あなたは身をかわしたものの、熱気と衝撃でわずかに呼吸が乱れる。運命の歯車は容赦なく回転し、さらなる危機があなたに迫る。
体力が 10 減少した
あなたは鋭い反射神経を発揮し、目の前で噴き出した高圧の蒸気の壁を鮮やかに見切り、身を翻して横へと飛び退いた。熱風が頬をかすめて通り過ぎたものの、直撃を免れたあなたの体には致命的な傷はない。罠の仕掛けられた継電器は煙を上げて沈黙し、周囲にはわずかに焦げたオゾンと石炭の匂いが漂うだけとなった。背後から七つ鐘の重々しい音が響き、霧に包まれた次の道へとあなたを促している。あなたは第三昇降籠へと向かい、霧の海の下層へ降りる準備を整える。

近くにいる職人に話を聞き直す
あなたは蒸気で湿った真鍮の手すりに手をかけ、先ほどまで遠巻きに見ていた職人のひとりへと歩み寄った。あなたの鋭い洞察を見抜いたのか、初めは口を閉ざしていた老齢の配管工が、周囲を警戒しながら声を潜めて語り出す。「……若僧のルカが消える前夜、王冠塔からの使者がこの塔へ来て、機関院の封印について奇妙な確認をしていったんだ。あれはきっと、最初から遠隔で弁を開ける算段だったに違いねぇ」。その言葉の背後で、濃密な霧の底から七つ鐘の響きが重々しく轟き、あなたに次の行動を促している。

親方バルドに状況を報告する
あなたは煤けた第三管橋を引き返し、親方バルドの待つ仮設の作業小屋へと急いだ。古い真鍮の扉を開けると、そこには使い込まれたパイプの煙と重苦しい沈黙が漂っている。あなたが制御箱の遠隔操作の痕跡と、王冠塔が下層の圧力を意図的に抜いていた証拠を告げると、親方は険しい表情で腕を組み、深く唸り声を上げた。その老いた瞳に強い怒りと決意の光が宿る。

やはりな……あの上の連中は、ハ最初からウチらを切り捨てる気でいやがった。よく調べてくれた、よそ者よ。だが、これだけじゃ評議会は動かん。霧の海の底、第三昇降籠から下層へ降りてくれ。消えた若僧のルカが、まだ何か隠し持っているはずだ。

親方に昇降籠の動かし方を尋ねる
SCENE 02

あなたは親方バルドに向かって、霧の下層へ降りるための第三昇降籠の動かし方を尋ねた。親方は深く息を吐き、煤けた作業エプロンのポケットから、重厚な真鍮製の鍵を取り出してあなたに差し出す。「古い蒸気仕掛けの籠だがね、手動のレバーと圧力バルブを正しく調整しなきゃ動かんよ。気をつけてな、下の霧は音を飲み込むからね」と、彼は低く唸るような声で注意を促した。
昇降籠の真鍮鍵 を手に入れた

この鍵を持っていきな。昇降籠の制御盤はすぐそこだ。レバーを引く前に、蒸気の圧力をしっかり確かめるんだぞ。

しっかり確かめろとはどういうことでしょうか。蒸気の圧力の適正値はいかほどか
あなたは親方から渡された重厚な真鍮の鍵を手に、第三昇降籠の重く冷たい制御盤の前に歩み寄った。配管の隙間からシューと細い蒸気が漏れ出る中、計器の針はかすかに震えている。親方が残した「しっかり確かめろ」という言葉の意味を思い返し、あなたは計器の数値と配管の唸り声に神経を集中させる。適正な圧力の均衡を見極めなければ、籠は霧の海へと正しく降りていかない。
あなたは計器の数値を読み解こうと焦るあまり、高圧のバルブをうっかり大きくひねりすぎてしまった。轟音とともに配管から熱い蒸気が激しく吹き出し、制御盤の真鍮が激しく揺れ動く。あなたは熱気と衝撃にバランスを崩し、蒸気の余波を浴びて危うくよろめいた。体力的には耐えられたものの、安全弁の調整を誤ったことで昇降籠の起動機構が一時的にロックされてしまった。あなたは冷や汗を拭い、再び冷静になって計器と向き合い直す必要がある。
体力が 10 減少した

まずはロックされてしまった起動機構を慎重に解除する
あなたは噴き出す蒸気を手際よく逃がしながら、焦りを抑えて制御盤のバルブへと手を伸ばした。冷えた真鍮の感触を確かめつつ、先ほど狂った圧力を微調整していく。歯車が噛み合う重い音が響き、ロックされていた起動機構がカチリと音を立てて滑らかに動き始めた。霧の底へと続く第三昇降籠への道が、いまようやく開かれる。

周囲の様子をもう一度見渡す
あなたは開かれた第三昇降籠の前に立ち、再び周囲の様子を見渡した。足元でうねる霧の海は、どこか生き物のように静かに脈打っており、その深淵から冷たい湿気が這い上がってくる。遠くの管橋では蒸気が規則正しく噴き出し、塔全体が巨大なひとつの心臓のように重く低い唸りを上げていた。霧の向こうへ続くこの鉄の檻に乗り込むときが来たようだ。

昇降籠にのりこみ、目的地へ向かう
あなたは重厚な真鍮の鍵を差し込み、軋む音を立てて第三昇降籠へと乗り込んだ。鉄格子の扉が閉まると同時に、足元で蒸気機関が唸りを上げ、籠は白い霧の海へとゆっくりと滑り落ちていく。視界は瞬く間に奪われ、音は湿った霧に吸い込まれて遠ざかっていく。数歩先も見えない深淵の中、冷たい空気があなたの肌を刺し、霧の底に潜む未知の気配があなたを待ち受けている。
あなたは濃密な霧の海を降りていく最中、周囲の気配を慎重に探ろうとしたが、出目は10にとどまり目標値の12には届かなかった。視界を完全に奪われた暗闇の中から、突如として異質な気配があなたを取り囲む。それは機関院が放った自動整備人形たちの冷たい足音だった。不意を突かれたあなたは、蒸気の噴射と金属の冷たい腕による強烈な一撃を受け、思わず息を呑む。激しい衝撃によりあなたの体力は削られ、状況は一気に緊迫の度を増していく。
体力が 10 減少した

周囲の自動整備人形を観察して隙を探す
あなたは自動整備人形たちの冷たい金属音と唸り声が響く中、その動きに目を凝らした。重く鈍い足取りの背後には、蒸気圧を逃がすための排気バルブの周期的な隙間がある。そのわずかな挙動の癖を見極めれば、包囲を切り抜ける活路が開けるはずだ。
あなたは自動整備人形たちの複雑な駆動音から、排気バルブが開く瞬間のわずかなリズムを完璧に捉えた。出目は14、能力値の修正を加えて合計16となり、見事に目標値を超えて成功を収めた。人形たちが次の蒸気を噴き出す直前の小さな間隙を突き、あなたは包囲の網を鮮やかにすり抜けて安全な蒸気溜まりの影へと身を滑り込ませる。冷たい真鍮の壁にもたれかかるあなたの視線の先で、怯えた様子で隠れていた若い技師ルカが、そっと姿を現した。
圧力記録盤 を手に入れた

はあ……助かった。あんた、機関院の回し者じゃないな?……だったら、これを信じてくれ。王冠塔が下層の圧力を意図的に抜いていた証拠の記録盤だ。

ルカにさらに詳しい事情を尋ねる
SCENE 03

あなたは差し出された圧力記録盤を受け取り、息を潜める若き技師ルカに向き直った。ルカは怯えを押し殺すように早口で語り続ける。「心臓炉の魔晶炉心に致命的なひびが入っているんだ。煤煙塔を切ったところで、あと一月もすれば都市全体の熱が枯れ果てる……だからこそ、あいつらは必死に目を逸らそうとしているのさ。昔の調律師が使った共鳴音叉を使えば炉心を鎮められるかもしれないが、今や工房の扉は固く閉ざされている」その言葉の直後、霧の奥から自動整備人形たちが再び不気味な足音を響かせて近づいてくる。

やばい、追手が来たぞ!古い鐘楼塔の旧調律師の工房に音叉があるはずだ……だが扉を開けるには和音を聞き分けなきゃならない。気をつけてくれ!

ルカに同行を求める
あなたは迫り来る自動整備人形の気配を振り払い、ルカの手を取って共に霧の中を駆け出した。「ここにいちゃ見つかる、一緒に行くぞ!」あなたの強い眼差しに押され、ルカは息を弾ませながらも頷いた。二人は蒸気管の影を縫うようにして、旧調律師の工房がある鐘楼塔へと続く階段を駆け上がる。背後では人形たちの金属質な足音が霧を引き裂くように響き渡り、逃げ場のない緊張感があなたたちの背筋を凍らせていく。

わかった、あんたについていく!……急がないと、追いつかれちまうぞ!

あの場にあなたを残して、あなたが生き残る目が見えなかった
運命の歯車がここで狂い出すことは許されない。あなたはルカを振り返り、その肩を強く叩いて励ます。「諦めるな、二人で必ずここを切り抜けるんだ」。その強い意志に促され、ルカは息を整えてうなずいた。あなたたちは追手の足音を背に受けながら、旧調律師の工房がある鐘楼塔へと続く重い鉄の扉の前にたどり着いた。

そうだよね……諦めちゃダメだ。この扉の向こうに、音叉があるはずなんだ……!

扉を最近開けた痕跡がないか調べる
あなたは旧調律師の工房の重厚な鉄扉の前にしゃがみ込み、その足元や蝶番のすきまを注意深く観察した。長年放置されて厚く積もった真鍮の粉と煤の層には、誰かが最近通ったことを示す微かな足跡や、工具で引っかいたような新しい擦り傷が一切残されていない。この工房は、噂どおり長い間誰にも開けられておらず、厳重に封印されたままのようだった。背後からは追手の自動整備人形たちの足音が近づきつつある。あなたは扉に仕掛けられた鐘の和音の仕掛けを解くため、塔全体に響く蒸気管の唸りへと耳を澄ます。

誰も出入りした形跡はないみたいだね……でも、だからこそ音叉はまだ中にあるはずだ。早く扉を開けなきゃ追いつかれるよ!
あなたは塔のあちこちから響く蒸気管の唸りに耳を澄まし、鍵を開くための和音を探ろうとした。しかし、背後から迫る自動整備人形の足音と冷たい機械の唸り声に気を取られ、正しい音の組み合わせを聞き分けることができない。出目は3、修正値を加えても合計5となり、目標値の13には遠く及ばなかった。その瞬間、扉の仕掛けが不気味に共鳴して激しい鐘の音が暴れ出し、周囲の静寂を切り裂いて警報のように響き渡る。あなたの焦りを見透かすかのように、追手の足音がすぐ背後まで迫ってきた。

しまった、鐘が暴れちまった!この音、上の警備隊にまで聞こえるぞ……どうする、早く別の方法を探さないと!

ルカ、あなたも扉を開けるのを手伝って! 私一人では筋力が足りない
あなたは暴れる鐘の音に耳を塞ぎつつ、焦るルカの腕を掴んで重い鉄の扉へと押しやった。「ルカ、手伝え! 二人でこじ開けるんだ!」あなたの強い声にハッとした青年は、迷いを捨てて冷たい真鍮の把手に全体重を預けた。二人の力が合わさることで、固く閉ざされていた工房の扉がわずかに軋み、暗い内部へと続く隙間が生まれようとしている。背後では自動整備人形の足音がすぐそこまで迫り、緊迫した空気があなたたちの背中を激しく叩く。

わ、わかったよ! せーので一緒に押し開けるんだ……!
あなたは渾身の力を込め、ルカと共に重厚な鉄の扉を押し開いた。出目は19、能力値の修正を加えて合計20となり、圧倒的な力で扉の封印を打ち破る。轟音とともに扉が内側へと開き、あなたたちは追いついてくる自動整備人形の群れを振り切るようにして薄暗い旧調律師の工房へと滑り込んだ。内部には古びた真鍮の機材や楽譜が並び、その中央で静かに輝く共鳴音叉があなたの手元を待っている。運命の歯車が音を立てて回り、最後の試練へ向かう道が照らし出される。
共鳴音叉 を手に入れた

やったぞ……! 扉が開いた! さあ、中にある共鳴音叉を手に取ってくれ!

共鳴音叉を手に取る
あなたは工房の中央へと歩み寄り、静かに光を放つ共鳴音叉へと手を伸ばした。冷たい金属の表面に触れた瞬間、心地よい微弱な振動が指先から全身へと伝わり、塔全体の不穏な唸り音がかすかに鎮まるのを感じる。しかし、工房の重い扉の向こうから、追いついてきた機関院の主任監督官ヴァルガーの冷徹で静かな足音が聞こえてきた。逃げ場のないこの場所で、運命の歯車はついに王冠塔への最後の道へとあなたを導く。

そこまでだ、よそ者よ。その音叉を渡し、おとなしく投降しなさい。一本を切れば六本が助かる……その理屈がわからないわけではないでしょう。

あなたが一本側でも同じセリフを言うことができますか?
SCENE 04

あなたは手元の共鳴音叉の冷たい金属を強く握りしめ、冷徹な瞳を崩さない主任監督官ヴァルガーへとまっすぐ視線を向けた。「一本を切れば六本が助かるというのなら、あなた自身がその犠牲の側に立てますか?」あなたの問いかけに、ヴァルガーの金縁の眼鏡の奥がわずかに揺らぐ。彼は声を荒げることなく、しかし深く重い沈黙をもってその言葉を受け止めた。時を告げる十一の鐘が重々しく鳴り響き、運命の歯車はいよいよ最後の舞台である王冠塔の心臓炉の間へとあなたを突き動かす。

……私がその側へ? ……ふむ、都市の存続のためならば、私とて例外ではないはずだがね。だが、時間がない。審判の時は来たようだ。

ルカと一緒に裏道から脱出する
あなたは主任監督官ヴァルガーの冷ややかな視線を背中に感じつつ、ルカの腕を引いて工房の裏手に設けられた古い気送便の保守口へと飛び込んだ。狭く暗い金属の管の中を滑り降りるようにして、追手から身を隠しながら王冠塔の麓へと急ぐ。十一の鐘が重く響き渡る中、ついに最後の舞台である心臓炉の間への道が目の前に開かれた。

ルカとともに心臓炉の間へと向かう
あなたは青年技師ルカを伴い、王冠塔の中心へと続く重厚な回廊を駆け抜けた。足元で巨大な蒸気機関が地鳴りのような鼓動を打ち、熱を帯びた空気が肺を焦がすように熱く乾いていく。ついに辿り着いた心臓炉の間では、評議員たちが固唾をのんで見守る中、主任監督官ヴァルガーが巨大な切り離しの大レバーにその手をかけようとしていた。十二の鐘が鳴り響く直前、あなたはすべての運命を決定づける最後の舞台へと足を踏み入れた。

よくここまで辿り着いたものだ、よそ者よ。だが、これ以上の遅れは都市全体の死を意味する。……レバーを引かせてもらう。

(ヴァルガーさん二人目? 矛盾してるよ) 圧力記録盤を伝声管に投げ入れる
あなたは主任監督官ヴァルガーの静止を振り切り、手にしていた圧力記録盤を近くの伝声管へと勢いよく投げ入れた。盤面が管内を滑り落ちる金属音が反響し、わずか数秒の後、バベルのすべての塔へと王冠塔の不正な圧力操作を告げる真実の記録が鳴り響き渡った。評議員たちのどよめきが広がる中、主任監督官ヴァルガーはレバーから手を外し、複雑な瞳であなたを見つめる。残された最後の試練は、ひび割れた心臓炉を共鳴音叉で鎮めることだ。
圧力記録盤 を手放した

……全塔に記録が流れたか。私の計算違いだったようだな。だが、炉心が爆ぜればすべてが終わる。音叉を使うがいい。
あなたは激しい炉熱と高圧の蒸気に抗いながら共鳴音叉を炉心に押し当て続けたが、出目は10、耐久力の修正を加えて合計11となり、目標値の14には届かなかった。強烈な熱波と振動があなたを直撃し、思わず体勢を崩して激しく吹き飛ばされる。炉心のひび割れは収まらず、危険な熱量があなたと都市の運命をなおも脅かし続けている。
体力が 20 減少した

危険だ、これ以上は耐えられない! もう一度音叉を構えなさい、まだ手はあるはずだ!
あなたは激しい炉熱と高圧の蒸気に抗いながら共鳴音叉を炉心に再び押し当てた。出目は10、耐久力の修正を加えて合計11となり、二度目の試みも目標値の14には届かなかった。限界を超えた炉心の熱波があなたを吹き飛ばし、共鳴音叉は激しい金属音とともに砕け散る。しかし、あなたが伝声管に流した真実の記録によって切り離しの理由は消え、監督官や評議員たちは新たな道を選ばざるを得なくなった。煤煙塔の切り離しは止まり、都市全体で乏しさを分け合う過酷な日々が始まるが、あなたたちの戦いはこの世界に新たな明日をもたらした。
共鳴音叉 を手放した
体力が 25 減少した
SCENE 05

EPILOGUE
証拠は全塔に響き渡り、煤煙塔の切り離しは辛くも阻止された。完全な調律は叶わなかったものの、都市は新たな希望と困難を分かち合う未来へと歩み出す。あなたの知性と勇気は、冷徹な歯車だけが回っていたバベルの歴史に、確かな温もりと新しい物語を刻み込んだのだ。
CLEAR
