REPLAY失われた遺跡

失われた遺跡 — トロンの冒険

冒険者トロン
ゲームマスターOracle
CLEAR
ターン
29
プレイ時間
20分
判定成功
4/10
挿絵
5

運命の歯車が静かに回り始めた。朝の柔らかな陽光が、切り立った崖に囲まれた深い密林の谷へと差し込み、濡れた葉が放つ青々しい匂いと湿った土の香りがあなたの鼻腔をくすぐる。頭上では鳥たちのさえずりが響き渡り、まるであなたの旅立ちを祝福するかのように木々の間を飛び交っている。目の前に広がるのは、古の記憶を宿す石の神殿都市。苔と蔦に覆われた巨大な柱や壁には無数の石の顔が彫られ、その冷たくも厳かな視線が、訪れた者を無言で見下ろしている。かつては人々の生活の源であった大扉は、先日の地震で崩れ落ちた石の山に無残にも塞がれていた。あなたの背後では、ここまで導いてくれた老いた水守りが、深い皺の刻まれた温和な顔を歪めながらゆっくりと杖をついている。「旅人よ、見ておくれ……村の命綱であったあの泉が、三日前の地震以来、完全に止まってしまったのじゃ。このままでは村が干からびてしまう。どうか、あの遺跡の奥へと入り、泉が止まった原因を突き止め、再び水をわしらの村へ戻してくだされ……」。水守りは震える手で、薬草の包みをあなたにそっと差し出した。その温もりを受け取り、あなたが広場の隅に目を凝らすと、真新しい焚き火の跡と、引きずるような片足の靴跡が湿った土の上につけられているのが目に留まった。誰かが、あなたよりも先にこの禁足地へと足を踏み入れているようだ。

老人バルト案内役

旅人よ、見ておくれ……村の命綱であったあの泉が、三日前の地震以来、完全に止まってしまったのじゃ。どうか、あの遺跡の奥へと入り、泉が止まった原因を突き止め、再び水をわしらの村へ戻してくだされ。

トロンの行動

焚き火の跡や靴跡を詳しく調べる

SCENE 01

場面 1 の挿絵

あなたは足元に広がる焚き火の跡と、その脇に残された真新しい靴跡へと歩み寄った。灰はまだ微かに温かみを残しており、靴跡は蔦の絡まる左手の柱、その微かに口角を上げた『笑う顔』の視線の先へと続いている。その冷たい石の顔は、まるであなたを秘密の通路へと導くかのように、静かにその先を見据えている。水守りから授かった薬草の包みを懐にしまい、あなたは注意深く周囲を観察した。

観察の判定d20 4 + 2 = 6目標 9

あなたは慎重に焚き火の跡や靴跡の周辺を観察したが、生い茂る蔦と湿った苔に阻まれ、隠された脇の通路の正確な入り口を見つけ出すには至らなかった。その時、足元から突如として不気味な物音が響き、驚いたあなたは思わず後ずさる。草むらから姿を現したのは毒を持つ小さな蛇であり、鋭い牙を剥き出してあなたに襲いかかってきた。咄嗟に身をかわしたものの、足元をかすめられた衝撃と冷や汗が全身を駆け巡り、わずかに体力を消耗してしまう。

体力が 5 減少した

トロンの行動

盗賊のかんも鈍ったかなぁ?って頭かきながらため息吐きます

あなたは小さくため息を吐きながら頭をかき、気を取り直して再び周囲を見渡した。先ほどあなたを驚かせた蛇は、湿った草むらへと静かに姿を消していった。改めて左手の柱に目をやると、どれも無表情を貫く中で、一際奇妙に笑う顔の視線が濃い蔦の絡まる一角を射抜いているように感じられる。正面の大扉が塞がれている以上、残された道はあの笑う顔が導く隠された通路か、あるいは苔むした外壁をよじ登り上の窓から侵入する道かのどちらかだ。運命の歯車はまだ止まってはいない。あなたは次の選択を迫られている。

トロンの行動

笑う顔の視線の先にある蔦を調べる

あなたは、不気味に微笑む石の顔の視線が一点を射抜く場所へと歩み寄った。そこには、長い年月と湿った密林の気候によって分厚く育った蔦が、まるで何かを隠すかのように神殿の壁を覆い尽くしている。手を伸ばし、その絡み合う緑の葉と蔓を力強くかき分けていくと、冷たい石肌の奥にぽっかりと口を開けた秘密の通路が現れた。湿った暗闇の向こうから、冷たい風がかすかに吹き抜けてくる。運命の歯車が、いま確実に次の音を鳴らした。

トロンの行動

かんは鈍っちゃいないようだなってニヤってしながら進みます

あなたは不敵な笑みを浮かべ、湿った蔦をくぐり抜けて遺跡の内部へと足を踏み入れた。視界の先には、かつて清らかな水を湛えていたであろう、石造りの広大な回廊が続いている。足元には白い水垢の筋が乾いた川床のように伸び、壁面には幾重もの精緻な浮き彫りが刻まれている。その冷たい石の壁には、崖の雨を神殿に集め、頂の水門から谷へ流す人々の姿が生々しく描かれていた。水路の要所には、笑い、泣き、そして眠る、様々な表情を浮かべた石の顔があなたを無言で迎え入れている。奥へ続く三つの分かれ道の前で、あなたはどの道を選ぶべきか、その冷やりとした空気の中で静かに思案する。

トロンの行動

壁画に書かれる人々の表情は描かれてますか?

あなたは冷たい石の壁面に刻まれた古い浮き彫りへと歩み寄り、その表面を指先でなぞった。幾重にも彫られた人々は、崖の上から降り注ぐ激しい雨を神殿に集め、頂の水門へと導いていく姿が精巧に表現されている。彼らの表情は一様ではなく、天の恵みに感謝し歓喜を上げる者、神聖な水を管理することに厳かな誇りを抱く者が生き生きと刻まれている。しかし、その物語の結末を示す中央の丸いくぼみに嵌められていたはずの緑の石はぽっかりと抜け落ち、その周囲に彫られた人々の顔は、一様に深い絶望と焦燥に満ちた表情へと歪められていた。壁面に刻まれた歴史の断片は、かつてこの場所に満ちていた水が失われた原因を、あなたに静かに語りかけている。

知識の判定d20 16 + 1 = 17目標 11

あなたは古い歴史の記憶を呼び覚まし、壁面に刻まれた複雑な浮き彫りの意匠を鋭い洞察で見事に読み解いてみせた。崖から降り注ぐ恵みの雨を神殿へと導き、その中心である水門へと流す仕組み――そして、その要となる丸い緑の石が何者かによって外された瞬間から、この神殿の命である水脈が完全に絶たれたという真実が、あなたの脳裏に鮮やかに浮かび上がる。運命の歯車は、あなたにこの異変の原因がただの自然災害ではなく、誰かの手によるものだという手掛かりをそっと手渡した。ふと前方に目を向けると、そこには笑う顔、泣く顔、そして眠る顔という不気味な三つの石の顔が彫られた分かれ道が静かに口を開けてあなたを待ち受けている。

トロンの行動

泣く顔の乾いた水路を調べる

SCENE 02

場面 2 の挿絵

あなたは三つの顔が並ぶ分かれ道から、『泣く顔』の口の奥へと続く乾いた水路に足を踏み入れた。足元には白い水垢の筋が長く伸び、上層へと続くその通路は狭く、険しい傾斜を描いている。壁に彫られた泣く顔の口からはかつて大量の水が噴き出していたのだろう、周囲の石肌は激しく摩耗し、ひんやりとした湿った空気があなたの肌を撫でる。この近道を進めば頂上へは近づくが、足場が細く体力の消耗は避けられない。あなたは注意深くその険しい通路を見据え、先へと進むための方法を探る。

耐久の判定d20 14 + 1 = 15目標 10成功

あなたは息を潜めながら、急勾配で険しい乾いた水路を力強く這い上がっていった。冷たい石肌に手足をかけ、わずかな足場を頼りに進むその過酷な道のりは確実に体力を削っていくが、あなたの鍛えられた耐久力がそれをしっかりと支える。一歩一歩踏みしめるたびに肺が熱を帯び、汗が額を伝うが、決して歩みを止めることはない。やがて、頭上に広がる闇がわずかに薄れ、冷涼な風が吹き抜ける上層への出口がその姿を現した。あなたは険しい近道を気力で制覇し、見事に次のエリアへとたどり着いたのだ。

トロンの行動

ふぅ…参ったな…歳という程老いてはないはずなんだけどなって言いながら息を整えます

あなたは険しい水路を這い上がり、冷たい石造りの広間へとたどり着いた。荒い息を整えながら周囲を見渡すと、そこにはさらに奥へと続く道筋に、新たな試練が待ち構えていた。壁に彫られた無数の石の顔の中で、目を閉じた『眠る顔』のレリーフが奇妙な不気味さを漂わせている。古の伝承やこれまでの気配から、あの顔に不用意に触れたり圧力をかけたりすれば、床が傾いて鋭い矢が飛び出す罠が仕掛けられていることが察せられる。安全に進むための足場を見極めるか、慎重に罠の仕組みを観察する必要がある。

観察の判定d20 6 + 2 = 8目標 11

あなたは眠る顔のレリーフが彫られた床の不自然な継ぎ目を注意深く観察しようとしたが、長年蓄積された埃と薄暗がりがあなたの視界を巧妙に遮っていた。見極めようと足を踏み出した瞬間、カチリという乾いた音が石造りの床の底から響き渡る。仕掛けられた罠が作動し、床が突如として大きく傾いたかと思うと、暗い壁の隙間から鋭い矢の群れが猛然と飛来した。あなたは咄嗟に身をかがめて回避を試みたものの、放たれた矢の一本が肩口をかすめ、冷や汗と共に鈍い痛みが走る。それでもあなたは体勢を立て直し、罠の危険地帯をどうにか通り抜けてさらなる奥へと足を進めることに成功した。

体力が 8 減少した

トロンの行動

いってぇ…って言いながら応急処置を試みます

あなたは肩をかすめた矢の傷を抑え、痛みに顔をしかめながら応急処置を施した。傷口からの出血はどうにか止まったものの、鈍い痛みが神経を刺激し、体力の消耗を感じさせる。痛みを堪えて顔を上げると、目の前には天井が大きく崩れ落ち、眩い光の柱が差し込む広大な広間が広がっていた。瓦礫の山の中、片足を痛めた一人の男がうずくまり、警戒心を露わにした鋭い眼光でこちらを睨みつけている。彼こそが、三日前にこの遺跡へ入り込んだトレジャーハンターのガレックに違いなかった。

ガレック敵

ちっ…また余分なネズミか。おい、これ以上近寄るな、怪我人は御免だぜ。

トロンの行動

誰がネズミだ!俺は依頼で水流しに来た何でも屋だチュー!

あなたの軽口に、ガレックは片眉をピクリと持ち上げ、痛む足を庇いながらふんと鼻を鳴らした。警戒の色は解けないものの、その侮蔑の色は少し和らいだように見える。「何でも屋がこんな崩れかけた遺跡で何をするってんだ。俺はここで足をやちまった上に、出口も塞がっちまって身動きが取れねぇんだよ」と、彼は荒い息をつきながら自分の背負い袋をぎゅっと抱え込んだ。その袋の口からは、かすかに緑色の光を放つ丸い石の一端が覗いている。

ガレック敵

何でも屋がこんな崩れかけた遺跡で何をするってんだ。俺はここで足をやちまった上に、出口も塞がっちまって身動きが取れねぇんだよ。

説得の判定d20 18 + 1 = 19目標 12成功

あなたは堂々とした態度でガレックに向き合い、村の泉が止まった原因が彼が持ち去った緑の石にあることを理路整然と説いて聞かせた。あなたの言葉に込められた確かな説得力は、男の胸に深く突き刺さる。ガレックは気まずそうに顔を背けると、痛む足を片手で押さえながら深くため息を吐いた。「……ちっ、まさか俺が持ち出したその石ころが、下界の村の命綱だったとはな。悪党気取りで盗んできちまったが、村を干からびさせるつもりなんて毛頭ねぇよ」と、彼は観念したように背負い袋の口を開けた。そして、かすかに緑の光を放つ『太陽の瞳』を取り出し、そっとあなたに差し出したのだ。運命の歯車が噛み合い、あなたは大きな手がかりをその手に掴み取った。

太陽の瞳 を手に入れた

ガレック敵

……ちっ、まさか俺が持ち出したその石ころが、下界の村の命綱だったとはな。村を干からびさせるつもりなんて毛頭ねぇよ。ほら、持ってきな。

トロンの行動

こりゃどうもって言いながら受け取りつつ彼の傷口にも応急処置を施します

あなたはガレックから緑色に光る『太陽の瞳』をしっかりと受け取り、懐へとしまった。そして、痛みに耐える彼の足元に歩み寄り、慣れた手つきで手際よく応急処置を施してやる。「おっと、礼を言うぜ……助かったよ」と、ガレックは苦笑いを浮かべながらも、どこか安心したような表情を覗かせた。瞳を手に入れたことで泉を取り戻す道が開けたが、同時に、この広場を抜けてさらに上層へと続く険しい道のりがあなたを待ち受けている。ガレックもまた、あなたに同行してこの崩れかけた神殿から脱出する決意を固めたようだ。

ガレック敵

おっと、礼を言うぜ……助かったよ。お前と一緒にいけば、ここから抜け出せそうだな。

トロンの行動

怪我人はごめんだぜ…だっけ?っておどけて茶化します

ガレックは苦笑いを浮かべ、肩をすくめながらお前を鋭く見据えた。「おいおい、いつまでもその冗談につき合ってられるかよ。足を引きずりながらじゃ、この螺旋の階段を上るだけでも一苦労だぜ」と、ぶっきらぼうに吐き捨てつつもその表情にはどこか連帯の色が滲んでいる。二人は崩れかけた大広間を後にし、神殿の芯を貫く広大な縦穴へと足を踏み入れた。目の前には、天高く続く螺旋の石段と、その途中で無残に大きく口を開けた危険な裂け目が待ち構えている。運命の歯車は今や頂上の水門へと向けて回り始めており、お前たちはガレックと共に、その険しい太陽の階段を見上げるのだった。

ガレック敵

おいおい、いつまでもその冗談につき合ってられるかよ。足を引きずりながらじゃ、この螺旋の階段を上るだけでも一苦労だぜ。

トロンの行動

軽口でも叩かないとやってられねぇっての!矢が飛んでくるとか死ぬかと思ったぜって言いながら肩貸します

SCENE 03

場面 3 の挿絵

あなたは肩の傷を気にしながらも軽口を叩き、足を引きずるガレックの体をそっと支えて縦穴へと足を踏み入れた。目の前には、神殿の芯を貫く広大な空間に、天高く続く螺旋の石段がそびえ立っている。その途中の段は激しい地震によって大きく崩れ落ち、暗い底へと続く恐ろしい裂け目がぽっかりと口を開けていた。さらに上方の棚からは、縄張りを脅かされた大きな山猫が低い唸り声を上げ、鋭い瞳であなたたちを警戒している。ガレックを支えながらこの崩れた石段を越え、山猫の棲む裂け目を抜けるには、確かな工夫と慎重な一歩が求められる。

ガレック敵

おっと、すまねぇな……足手まといになる気はないが、あの上の山猫と崩れた階段は厄介だな。

トロンの行動

争う意思はないことを山猫に見せるために武器捨てて持ってきたお肉あげます

あなたは手元にあった乾し肉を取り出し、敵意がないことを示すように静かに山猫の視界の届く場所へと投げ入れた。ガレックが息を呑んで見守る中、大きな山猫は警戒した様子でその匂いを嗅ぎ、やがて我が子を守るように丸くなりながらも肉を口にした。その賢い獣は、あなたたちに争う意志がないことを悟ると、低い唸り声をやめて静かに身を引き、さらなる高みへと続く通路の脇へと退いていった。危険な戦闘を避けて山猫の棲み処を穏やかにやり過ごしたあなたたちは、息を整えながらついに頂上へと続く螺旋の最後の階段を登っていく。

ガレック敵

へぇ……力づくで片付けようとしねぇで、うまいことやったな。お前、なかなかのやり手じゃねぇか。

トロンの行動

物事には柔軟性が大切ってねぇって自慢げにしときます

あなたは自慢げに鼻を鳴らし、ガレックにウインクを一つ見せた。ガレックはやれやれといった様子で頭を抱えながらも、どこか感心したような笑みを漏らす。山猫の棲み処を穏やかに過ぎ去ったあなたたちは、さらに螺旋の石段を上へと進んでいく。しかし、その先には地震で階段が大きく引き裂かれ、暗い奈落を覗かせる険しい裂け目が立ちはだかっていた。対岸へ渡るには、この危険な足場を何とかして越えなければならない。

ガレック敵

柔軟性ねぇ……確かにお前のおかげで助かったがよ、この先のでかい裂け目をどうやって越えるつもりだ?

トロンの行動

鉤縄で渡る…もしくは橋になりそうな長ぇ板とか柱ががそこら辺にありゃいいんだが

あなたは崩れた石段の裂け目を見下ろし、周囲に手頃な板や柱がないか視線を走らせた。ガレックが足を引きずりながら、お前の背負い袋の端を指さして呟く。「おい、さっきから気になってたが……お前が持ってるその鉤縄、あそこの柱の梁に引っかければ対岸まで渡れるんじゃねぇか?」

ガレック敵

おい、お前が持ってるその鉤縄、あそこの柱の梁に引っかければ対岸まで渡れるんじゃねぇか?

敏捷の判定d20 20 + 2 = 22目標 10クリティカル

あなたは鮮やかな身のこなしで手にした鉤縄を振り抜き、頭上の頑丈な梁へと正確に引っ掛けた。ガレックが固唾を飲んで見守る中、あなたは崩れ落ちた石段の大きな裂け目の上を軽やかにスイングし、一気に反対側の足場へと着地してみせた。続くガレックもあなたの指導に従い、慎重にその裂け目を渡りきってあなたに合流する。運命の歯車はついに頂上へと続く最後の道を開き、目の前には水の間へと通じる重厚な石扉が静かに姿を現した。

ガレック敵

すげぇな……お前の身軽さには脱帽だぜ。さあ、いよいよてっぺんの水の間だな。

トロンの行動

もとはこそ泥だからな…こういう身のこなしはお手のもんってな!

あなたは軽やかに笑いながら、かつてこそ泥として培った身のこなしを誇らしげに見せ、ガレックと共にいよいよ神殿の最奥へと足を踏み入れた。目の前に現れたのは、天井の崩れた穴から柔らかな天光が差し込む神秘的な「水の間」だ。石室の床には長い歳月を感じさせる古い埃が静かに積もり、壁一面には無数の泣く顔のレリーフが無言で並んでいる。中央にはかつての神聖な気配を色濃く残す巨大な石の輪と、丸いくぼみがあなたたちを待ち受けていた。運命の歯車が噛み合うこの静寂の空間で、あなたはすべての元凶である太陽の瞳を手に、静かに中心へと歩みを進める。

ガレック敵

ついにここまで来ちまったな……おい、中央のその台座があの石を嵌める場所らしいぜ。

トロンの行動

さてさてって手をすり合わせながら台座に近づいて何もなさそうならはめ込みます

あなたは両手をすり合わせながら、水の間の中央にある台座へと近づいた。慎重に周囲を確認しても不穏な気配はなく、丸いくぼみはまるで失われたピースを待ちわびているかのようにぽっかりと口を開けている。あなたは懐から緑色に輝く『太陽の瞳』を取り出し、迷うことなくそのくぼみへと正確に嵌め込んだ。石球がピタリと収まった瞬間、重々しい歯車が噛み合う音が石室の底から響き渡り、巨大な石の輪がゆっくりと回転し始める。しかしその直後、激しい地響きと共に天井から大小の瓦礫が崩れ落ちてきた。水門を開くための重い輪を回すには、あなたとガレックの力が今こそ必要となる。

太陽の瞳 を手放した

ガレック敵

おい、石が嵌まったぞ!だがこの揺れはやばい、一緒にあの輪を回すぞ!

力仕事の判定d20 1 + 1 = 2目標 9ファンブル

あなたはガレックと共に巨大な石の輪に手をかけ、全力を込めて押し回そうとしたが、出鼻をくじかれるように足元が大きく揺らぎ、力が入らない。ギギギと重苦しい音が響くものの、石の輪はほんのわずかに動いただけでびくともしない。その隙をつくように、頭上の天井から激しい音を立てて巨大な瓦礫の塊が真っ直ぐにあなたへと落下してきた。ガレックの警告の叫びが響く中、あなたは咄嗟に身をかわそうとするが、激しい衝撃と飛んできた石片が体に直撃し、鋭い痛みが全身を駆け巡る。冷や汗と共に体力が大きく削られていく中、水門を開くための試練はまだ終わってはいない。

体力が 10 減少した

ガレック敵

おい、気をつけろ!頭上からでかいのが落ちてくるぞ!もう一踏みだ、一緒に押し回すんだ!

力仕事の判定d20 18 + 1 = 19目標 9

あなたは痛む体を鼓舞し、瓦礫の雨をかいくぐりながら再び巨大な石の輪へと両手をかけた。今度はガレックもあなたの背中を支え、二人の力が一つになって重い石の輪へと叩き込まれる。ギギギィ……と神殿の底から地鳴りのような重苦しい音が響き渡り、ついに石の輪が大きく回転して水門が完全に開放された。その瞬間、石室の奥から轟音と共に奔流が走り出し、乾ききっていた泣く顔の口という口から勢いよく水が噴き出す。水門が開いた喜びもつかの間、激しい余震が再び石室を揺るがし、天井を支えていた巨大な崩落がガレックの足を直撃した。ガレックは瓦礫の下敷きとなり、身動きが取れなくなってあなたを見上げる。

ガレック敵

くそっ、足が挟まって動けねぇ……!おい、お前だけでも早く逃げろ……!

トロンの行動

力仕事は専門外なんだけど!?って言いながら瓦礫持ち上げます

SCENE 04

場面 4 の挿絵

あなたは軽口を叩きながらも、崩れ落ちた天井から次々と石塊が降る中でガレックの足に重くのしかかる瓦礫へと駆け寄った。力仕事は専門外だとぼやきながらも、歯を食いしばってその冷たい石を持ち上げようと全身の筋肉を緊張させる。激しい揺れが続く水の間で、果たしてガレックを無事に救い出し、この崩壊する神殿から脱出することができるのだろうか。あなたの筋力が試される瞬間が訪れた。

ガレック敵

くそっ、重すぎて俺の力じゃびくともしねぇ……!頼む、力を貸してくれ!

力仕事の判定d20 7 + 1 = 8目標 11失敗

あなたは瓦礫に両手をかけ、全力を込めて持ち上げようとしたが、出目のわずかな不足から石塊はびくとも動かない。激しい揺れの中で焦燥が募り、天井から崩れ落ちた別の石片があなたの背中を強かに打ち据える。冷や汗が頬を伝い、息が荒くなるが、足元でガレックが必死の形相であなたを見上げている。諦めない意志を胸に、あなたは再び姿勢を正し、その重い瓦礫へと全身の力をみなぎらせる。

体力が 7 減少した

ガレック敵

くそっ、もう少しだ……!諦めるなよ、相棒!

力仕事の判定d20 13 + 1 = 14目標 11成功

あなたは渾身の力を込め、ガレックの足を押し潰していた重い瓦礫へと再び両手をかけた。筋肉が悲鳴を上げ、冷や汗が額を伝う中、あなたの鍛えた体躯がその石塊を押し上げる。ガレックは痛みを堪えながら足を抜き出し、崩れゆく石室の中であなたの肩を強く掴んだ。「すまねぇ、助かった……!さあ、ここから一気に駆け下りるぞ!」と叫ぶ彼と共に、あなたは轟音を立てて崩れ落ちる水の間を飛び出し、出口へと続く通路へとなだれ込んだ。

ガレック敵

すまねぇ、助かった……!さあ、ここから一気に駆け下りるぞ!

トロンの行動

言われなくとも!って駆け出します

あなたはガレックの言葉に力強くうなずくと、崩れゆく神殿の回廊を一気に駆け抜けた。背後では激しい轟音とともに石柱が崩れ落ち、水の間からあふれ出した奔流が猛烈な勢いであなたたちの後を追うように水路を駆け下りてくる。その濁流に背中を押されるようにして、二人はついにかつての始まりの場所――石の顔の広場へと飛び出した。ふと目を向けると、左手の柱にある笑う顔が、まるであなたの生還を静かに称えるかのように穏やかに微笑んでいる。そして次の瞬間、正面の石の顔の口から、待ちわびた清らかな水が力強く勢いよく噴き出した。乾いた大地を潤し、谷の村へと流れ込んでいくその冷たい水飛沫を浴びながら、あなたは胸のすくような達成感と確かな勝利の余韻に浸るのだった。

ガレック敵

おいおい、マジでやり遂げちまったな……!おかげで命拾いしたぜ。ありがとな、相棒!

SCENE 05

場面 5 の挿絵

EPILOGUE

エピローグの挿絵

あなたの勇敢な選択と柔軟な機転により、遺跡の奥から失われた水は再び谷の村へと戻った。老人バルトが待つ村へと凱旋したあなたを、村人たちの歓声とあふれる笑顔が温かく迎え入れる。かつてこそ泥と呼ばれたあなたの足跡は、いまやこの地に命を繋いだ英雄の物語として永遠に刻まれることだろう。運命の歯車は静かに、しかし鮮やかに新たな未来へと回り始めたのだ。

CLEAR
この冒険を共有しようリンクをコピーするか、X や LINE でシェアできます。
このシナリオ失われた遺跡AI のゲームマスターと、あなただけの物語を。
無料で遊ぶ
あなたならどう進む?失われた遺跡
無料で遊ぶ