出題用の一杯
みんなで遊べる水平思考クイズを50問、答え(真相)付きで集めました。出題する人が問題を読み上げ、ほかの人は「はい」か「いいえ」で答えられる質問だけで真相を当てます。どの問題も、この問題集のために書き下ろしたものです。
ルールと質問のコツは遊び方にくわしく書いています。
はじめての人や子どもでも数分で解ける、ひらめきやすい問題です。家族で遊ぶならここから。
男は三日ぶりの食事を、半分も残してしまった。それを見た女は、うれしそうに笑った。
質問の例
真相
男は手術を受けて入院しており、三日間なにも食べられなかった。ようやく出たおかゆを半分も食べられたのを見て、お見舞いに来ていた妻は、夫が回復してきたことを喜んだ。
「あした、はしで待ってるね」と約束した二人は、次の日、どちらも約束した場所で一時間待った。けれど、二人は会えなかった。
質問の例
真相
一人は川にかかる「橋」で、もう一人は公園の「端」にある大きな木の下で待っていた。同じ「はし」でも、思い浮かべた場所がちがっていた。
少年は、知らない家の窓ガラスを割った。家の人は怒るどころか、何度も少年にお礼を言った。
質問の例
真相
台所の窓から煙が出ているのに気づいた少年が、窓を割って大声で呼びかけ、中で眠っていたおばあさんを起こした。火は小さいうちに消し止められた。
七月のある朝、少女はコートを着て、手袋をはめて学校へ行った。少女は暑がりだが、だれもおかしいとは思わなかった。
質問の例
真相
少女はオーストラリアに住んでいる。南半球では季節が日本と逆になるので、七月は真冬だった。
その小さな店は、晴れた日はいつも閉まっていて、雨の日にだけ開いている。傘を売る店ではない。
質問の例
真相
店主は農家で、晴れた日は一日じゅう畑で働いている。雨で畑仕事ができない日だけ、とれた野菜や手作りの漬物を売る店を開けている。
試合のあとはいつもジュースで乾杯するチーム。その日、監督が静かに「かんぱいだ」と言った。選手たちがジュースを手に取ると、監督はひどく怒った。
質問の例
真相
監督が言ったのは「乾杯」ではなく「完敗」。大差で負けた試合のあとだった。
まっ白な答案を出した女の子が、テストで満点をもらった。先生は採点をまちがえていない。
質問の例
真相
その日の理科の授業は「あぶり出し」だった。女の子はレモン汁で答えを書いたので、出したときは白紙に見えた。先生が紙を温めると、正しい答えが全部浮かび上がった。
少年は、自分が生まれる三か月前に撮られた家族写真に、ちゃんと写っている。写真に細工はしていない。
質問の例
真相
写真の中の母親のお腹に、少年がいた。
犬のハチは、毎日夕方になると家からいなくなる。けれど、家族はだれも心配しない。
質問の例
真相
ハチは毎日、小学校から帰ってくる男の子を、家の近くの角まで迎えに行っている。二人はいっしょに帰ってくる。
公園で、子どもたちが次々にライオンの口の中へ頭を入れている。まわりの大人はだれも止めず、順番待ちの列までできている。
質問の例
真相
それは公園にある、ライオンの形をした石の遊具だった。大きく開いた口が、顔を出して写真を撮るための穴になっている。
女は毎週ひとりでカラオケ店に通っている。けれど、一度も歌ったことがない。
質問の例
真相
女はトランペットを習っている。家で吹くと近所に迷惑がかかるので、防音の個室があるカラオケ店で練習している。
「あした、学校にきしゃが来るよ」と聞いた少年は、わくわくしながら線路をさがした。学校のまわりに線路は一本もなかった。
質問の例
真相
来るのは「汽車」ではなく、新聞社の「記者」だった。少年のクラスが作った花だんを取材しに来るのだった。
その店の前には、毎朝長い行列ができる。けれど、並んでいる人はだれも店に入らないし、何も買わない。
質問の例
真相
店のすぐ前にバス停があり、行列は朝の通勤バスを待つ人たちだった。
男の子は、くつも服もどろだらけで帰ってきた。それを見たお母さんは「よくがんばったね」とほめた。
質問の例
真相
その日は学校の田植え体験だった。男の子ははだしで田んぼに入り、たくさんの苗を植えてきた。
「絶対になくさないように」と父に言われて、娘は家の鍵を一度もなくさなかった。それなのに、娘は家に入れなかった。
質問の例
真相
娘は、絶対になくさないように、鍵を家の中の机の引き出しに大切にしまっていた。
質問を重ねて少しずつ近づいていく、定番の手ごたえの問題です。
閉店後の宝石店。ショーケースには、店でいちばん高いはずの指輪が飾られたまま、鍵もかかっていない。それでも店主は、少しも心配していない。
質問の例
真相
夜のショーケースにあるのは、よくできた偽物。本物の指輪は、毎晩店主が自分の指にはめて家に持ち帰っている。
映画館の窓口で「満席です」と言われた。けれど上映中の客席は、半分しか埋まっていなかった。チケットを買った人は全員来ていて、だれもうそはついていない。
質問の例
真相
その上映回は、感染症対策のために一席おきにしか席を売っていなかった。売ることのできる席は、すべて売れていた。
旅館の部屋で、窓辺に置いておいた指輪がなくなった。部屋には鍵がかかっていて、出入りした人はだれもいない。
質問の例
真相
少しだけ開いていた窓から、カラスが入ってきて、光る指輪をくわえて持っていった。指輪は数日後、近くの木の上の巣から見つかった。
男は自分の葬式の案内状を自分で書き、友人たちに送った。男はとても元気だ。
質問の例
真相
男が開いたのは「生前葬」。元気なうちにお世話になった人たちを招いて、自分の口で直接お礼を言うための会だった。
その家の金魚が死んでしまった。家族はみんな金魚をかわいがり、えさも一日も欠かさずあげていた。
質問の例
真相
家族四人がそれぞれ「自分があげなきゃ」と思って、毎日べつべつにえさをあげていた。金魚は毎日四回分のえさを与えられ、食べ残しで水も汚れてしまった。
旅行に出る前、男は玄関のドアに「一週間留守にします。新聞は入れないでください」と貼り紙をした。帰ってくると、家の中がめちゃくちゃになっていた。
質問の例
真相
貼り紙を読んだ泥棒が、家が一週間空っぽだと知って入りこんだ。新聞をためないための貼り紙が、留守を知らせる看板になってしまった。
その自転車レースで優勝したのは、いちばん最後にゴールした男だった。反則をした選手はいない。
質問の例
真相
それは「スロー自転車競走」だった。足を地面につかずに、いちばんゆっくり走った人が勝ち。自転車のイベントなどで行われる種目で、男は最後まで一度も足をつかなかった。
男は毎日9時に寝て、5時に起きる。それなのに家族からは「いつも夜ふかしだね」と言われている。
質問の例
真相
男は夜勤の仕事をしていて、朝の9時に寝て、夕方の5時に起きる。夜はずっと起きている。
男は、同じ大みそかの夜をまたいで、新しい年を迎える瞬間を二回祝った。
質問の例
真相
男は大みそかの夜に日本を出る飛行機に乗り、機内で日本時間の0時を迎えて年越しを祝った。ハワイは日本より19時間遅れているので、着いたのはまだ大みそかの朝。男はその夜、もう一度年越しを迎えた。
一等が当たった宝くじを、男はお金にかえずに、額に入れて部屋に飾っている。
質問の例
真相
当たりに気づいたのは、引きかえの期限が切れた次の日だった。男は「確認はすぐにする」という自分への戒めとして、そのくじを飾っている。
女のスマホには、毎晩同じ番号から間違い電話がかかってくる。女は着信拒否をせず、毎回出る。
質問の例
真相
女の電話番号は、以前あるおばあさんの娘が使っていた番号だった。物忘れが進んだおばあさんは、毎晩娘に「おやすみ」を言おうと電話をかけてくる。事情を知った女は、毎晩「おやすみなさい」と返している。
雪の朝、家の前で男が気を失って倒れているのが見つかった。見つかったとき、まわりの雪の上には男自身の足あとしかなかった。
質問の例
真相
屋根から落ちてきた大きなつららが、男の頭に当たった。つららは割れて雪の中にまぎれていた。男は通りかかった人に見つけられ、助かった。
その発明家は、自分で作った「世界一じょうぶな金庫」のせいで、財産をすべて失った。金庫はだれにも破られていない。
質問の例
真相
発明家は、自分で決めた暗証番号を忘れてしまった。世界一じょうぶな金庫なので、壊して開けることもできず、全財産は金庫の中に閉じこめられたままになった。
その日、男の仕事場にはだれ一人やって来なかった。男は「今日はいい一日だった」とうれしそうに家に帰った。
質問の例
真相
男は町の交番のおまわりさんだった。落とし物も迷子も事件もない、平和な一日だった。
仕事から帰った女の家のポストに、知らない人からの手紙が入っていて、横には新しい傘が一本立てかけてあった。手紙には「ありがとうございました」とだけ書かれていた。
質問の例
真相
女の家はバス停のすぐ前にあり、女は門の横に「ご自由にお使いください」と書いた古い傘を何本か置いていた。急な雨の日にそれを借りた人が、返すかわりに新しい傘を届けてくれた。
男は「三十年前の宝石泥棒は私です」と警察に打ち明けた。話はすべて本当だったが、男はそのまま家に帰された。
質問の例
真相
日本では、盗みの罪の時効は7年。三十年前の事件はとうに時効が成立していて、男を罪に問うことはできなかった。
その店の看板メニューは「町でいちばんまずいラーメン」。それなのに、毎日お昼すぎには売り切れる。
質問の例
真相
本当にまずいことが話題になり、「どれだけまずいか確かめたい」客や、仲間うちの罰ゲームで食べに来る客で、毎日にぎわっている。
真相を知ると背中がひやりとする問題です。お化けは出てきません。
一人旅から帰った男は、カメラに残った写真を見返していた。そして途中で手を止め、すぐに警察へ電話した。
質問の例
真相
写真の中に、ホテルのベッドで眠っている男の寝顔が何枚も写っていた。一人旅だったのに。夜中にだれかが部屋に入り、男のカメラで撮っていったのだ。
ある日、海の水が大きく引いて、ふだんは見えない海の底が遠くまで現れた。浜にいた人たちは喜んで貝や魚を拾い始めた。それを見た漁師は、大声で叫びながら高台へ走った。
質問の例
真相
少し前に、遠くで大きな地震があった。地震のあとに海の水が大きく引くのは、津波が来る前ぶれのことがある。漁師はそれを知っていて、みんなに逃げるよう叫びながら高台へ向かった。
男は、自宅の風呂場で気を失って倒れていた。浴槽には水が一滴も入っておらず、けがもなかった。
質問の例
真相
男はカビ取りの塩素系洗剤と、酸性の洗剤を一緒に使ってしまった。この二つが混ざると有毒なガスが出る。容器に「まぜるな危険」と書かれているのはそのためだ。窓を閉め切った狭い風呂場で、男はガスを吸って倒れた。家族がすぐに見つけ、男は助かった。
引っ越したばかりの部屋で、女は洗面所の鏡がぐらぐらするのに気づき、外してみた。女はその夜のうちに荷物をまとめて、部屋を出ていった。
質問の例
真相
鏡の裏の壁には、大きな穴が開いていて、隣の部屋とつながっていた。鏡は裏から見ると透けて見えるマジックミラーで、洗面所はずっと隣の部屋からのぞかれていた。
夜中、赤ちゃんの部屋に置いたモニターから、知らない女の人の子守唄が聞こえてきた。母親が部屋に駆けこむと、赤ちゃんはひとりで眠っていて、部屋にはだれもいなかった。
質問の例
真相
隣の家でも同じ種類のベビーモニターを使っていて、電波が混線していた。聞こえていたのは、隣の家の母親が自分の赤ちゃんに歌う子守唄だった。
昔、嵐の夜。港へ急ぐ船の船長は、岬に見えた灯りを目指してまっすぐ進み、岩に乗り上げた。灯台は、正しい場所でちゃんと光っていた。
質問の例
真相
船長が目指したのは、灯台ではなく、岩場の上でだれかが振っていたランプの灯りだった。船を座礁させて、積み荷を奪おうとする者たちのしわざだった――と言い伝えられている。
一人暮らしの女は、冷蔵庫のプリンが減っている気がした。そこで「プリン 3個」と書いた紙を冷蔵庫に貼って出かけた。帰ってきた女は紙を見て、すぐに警察と鍵屋を呼んだ。プリンは、紙に書いてあるとおりの数だった。
質問の例
真相
プリンは2個に減っていた。そして紙は、女の字にそっくりな「プリン 2個」に貼り替えられていた。だれかが合鍵で部屋に出入りし、気づかれないように紙まで直していったのだ。
海で遊んでいた男の子が、どんどん沖へ流されていった。浜から見ていた父親は「岸に向かって泳ぐな!横に泳げ!」と叫んだ。男の子は助かった。
質問の例
真相
男の子は「離岸流」という、岸から沖へ向かう細くて速い流れにつかまっていた。流れに逆らって岸へ泳ぐと力尽きてしまうが、流れの幅はせまいので、岸と平行に泳げば抜け出せる。
店主は、店のお金が少しずつ減っていくので、防犯カメラをつけた。次の日、録画を見た店主は、警察には連絡せず、その夜ひとりで泣いた。
質問の例
真相
閉店後に合鍵で店に入り、レジからお金を抜いていたのは、いずれ店を継がせるつもりだった店主の息子だった。
ひとつの知識やひらめきがないと届かない、手ごわい問題です。
新年を祝う朝、店主は大きく一文字だけ書いた赤い紙を、店の入口にわざと逆さまに貼った。それを見た客たちは、縁起がいいと喜んだ。
質問の例
真相
店主は中華料理店の主人で、貼ったのは「福」の字。中国語では「逆さ(倒)」と「来る(到)」が同じ「ダオ」という発音なので、「福」を逆さに貼ると「福が来た」という意味になる。旧正月(春節)の縁起物として知られている。
新しい職場で「その書類、なおしといて」と言われた男は、一日かけて書類のまちがいをさがした。まちがいは一つも見つからなかった。
質問の例
真相
その地方では「なおす」は「片づける・しまう」という意味でも使われる。先輩は、書類を棚にしまってほしかっただけだった。
演奏を終えたピアニストは「今日のお客さんは、ずいぶん静かだったね」と笑った。客席からは拍手が一つも起きなかったが、ピアニストは満足していた。
質問の例
真相
演奏した場所は牧場の牛舎だった。音楽を聞かせると牛が落ち着き、乳がよく出ると言われていて、ピアニストは牛たちのために弾いていた。
丘の上の小さなポストには、毎日のように手紙が入れられる。けれど、郵便屋さんがその手紙を届けたことは一度もない。
質問の例
真相
そのポストは、亡くなった人や、もう会えない人にあてた手紙を受け付けるために、町の人たちが作ったものだった。手紙は届けられず、小屋に大切に保管され、だれでも読めるようになっている。
海外を旅行中の男は、時刻表どおりに来た電車に乗った。電車は少しも遅れなかったのに、男は友人の結婚式に1時間遅刻した。
質問の例
真相
その日は、男のいる国でサマータイムが始まる日で、夜のうちに時計が1時間進んでいた。男の腕時計は前の日の時刻のままだったので、本当は1時間後の電車を「予定の電車」だと思って乗っていた。
昔のこと。村に来た旅人が「かじはどこですか」とたずねると、村人は大あわてで半鐘を鳴らした。
質問の例
真相
旅人がさがしていたのは、旅の途中で欠けた刃物を直してくれる「鍛冶屋」だった。村人は「火事はどこですか」と聞きちがえた。
その男には、事件の時刻に遠くの町にいたという証拠の写真があった。写真に写った時計台も、事件の時刻を指していた。それでも刑事は、写真を見てすぐに「これは別の時間に撮ったものだ」と見抜いた。
質問の例
真相
その時計台は何年も前から止まっていて、いつも同じ時刻を指していた。事件は午後3時だったが、写真の中の人や木の影は、朝のように長く伸びていた。
男は「ある測り方では世界でいちばん高い山」の頂上近くまで、車で行った。エベレストではない。
質問の例
真相
ハワイのマウナケア山は、海面からの高さは約4,200メートルだが、海の底にあるふもとから測ると約1万メートルあり、エベレストより高い。山頂近くの天文台までは車で行ける。
男は毎日、真っ暗な部屋で仕事をしている。その仕事で、たくさんの人を笑顔にしている。
質問の例
真相
男は写真店の職人で、フィルムの現像をしている。フィルムは光に当たるとだめになるので、暗室で作業する。仕上がった卒業写真や家族写真を受け取ったお客さんが、笑顔になる。
この問題集の問題は答えを公開しているため、お品書き・今夜の一杯・番付には出ません。